昨日はひな祭りでしたね。


携帯のフォトの中には0歳と1歳の時のひな祭りの写真が残っています。

ひな祭りのオルゴールの音が怖くて泣いて、雛人形が怖くて泣いて……今年は泣かずに見てくれるかなと思ったけど今はもういなくて……

お嫁には行けなくなったけど、ちゃんと早めに片付けてあげないとね……


それでも今年は去年と同じく、ちらし寿司作って、桃の花を買ってきました。

娘の遺影の前にお供え。

まだ年齢的に生魚はダメだけどね。

お腹を壊さないようにね。

遺影はいつも笑顔だからこっちが頑張らなきゃという気にさせてくれる。


仕事も再開。

でも、やっぱり少しぼーっとする時間が出来てしまう。別に気を抜いてる訳では無いんだけどなぁ。


予定もある程度終わり。

四十九日の日程立てたし、あとは仏壇と仏具買って、仏壇の置き場所を考えて……

香典返しをしたら…一通り終わりだね……


退園届もだしたし、葬儀代も振り込んだし、少しづつ少しづつ確実に普段の生活から娘が無くなっていく。

それは親が次に進むきっかけになるのかもしれない。

けど、ふとしたきっかけで娘の姿が所々で顔を出す。

これは子供をなくした人にしか分からないと思うけど……


ベランダに服を干す時に扉を開けた時、外を見たくて「おそと、パパ抱っこ」って言ったり。

飛行機が見えた時に「ひこうき」、ハトが見えたら「ぽっぽいた!」、外に行きたい時は「くっく」


それは幻影ではないかってほどはっきり思い出す。

どれもこれも表情豊かで、笑う時は顔がくしゃってして可愛くて。

ただ、思うことはもう一度会いたい、抱っこしたい。


やっぱり切り替えるのって難しい。

忘れることは出来ないし、悲しみは癒えることはなさそう。

もう、涙は出るのは仕方ないと思ってる。

娘を思えば涙が出るのは自然な事なんだと。


最近よく考えるのは子供が普通に生まれて普通に育っていくのは当たり前のことではないっていうこと。

以前までは子供は普通に成長していくものだとばかり考えていたから……


何か自分にも小児がんの子供たちに出来ることがないのかと考える毎日です。