八丈島から御蔵島へ!御蔵島1日目 ヘリでひとっとびで初イルカ | 私が走るとか世も末ですよ

私が走るとか世も末ですよ

運動神経悪い芸人ならぬ運動神経なし一般人の私が体動かしたり、健康にいいことをするのをちまちまとつづるブログになっております。

ついに迎えた八丈島最終日。

image

宿泊していたホテルは朝日が見える方角なので、朝早起きして底土港に行ってみました。

 

ピンク色に染まってきれい。しかし雲があつい。
 
結局朝日は拝めませんでした。
 
しょうがないので過疎っていたジムに自分のポケモンを配置。
 
御蔵島へ向かうまでの時間で周辺を探索。
すると八丈島とは思えない、ヴァチカンばりの巨大建築を発見。
 
宮古島のパルテノン民家の時よろしくそれっぽいポーズと表情をするダンディズム。
えっと、それヴァチカン…?
 
調べて見たところ、あの建物は廃業したホテルなのらしいです。
(画像はスパイシービューさんからおかりしました)
私も八丈島に行ってから知ったのですが、どうやら数十年前までは八丈島は「東洋のハワイ」とも言われて、ハネムーンのメッカだったらしく、混雑していたときは道に観光客の行列ができたほどだったそう。
これはその時代の過去の遺産なんだなー。
 
最近は海外に行く方が安くあがったり、沖縄などのリゾートの方が人気ですが、大昔、沖縄がまだアメリカの占領地だったり、海外旅行がまだ高嶺の花だった頃はフェリーで東京湾からいける南国の島は魅力的だったんだろうなーと。
私たちが行った時はシーズンオフだったからか、どこへいっても人はまばらでした。
八丈島は海も綺麗で温泉もたくさんあって、あたたかいし、本当いいところ。
私は是非また来たいと思っています。
ただ残念ながらこの島は晴れの日が少なくて、曇りも多く、1日のうちで一回は雨が降るともいわれるところ。
すっきりと晴れて気持ち良い日に観光しようとすると一泊二日だと難しく、しばらく滞在して晴れの日も雨の日も楽しむという忍耐と心の余裕が必要な島、というのが私の印象です。
 
巨大廃墟ホテルの後は、最近みか師がアニメの影響でキャンプに興味を持っているため、八丈島のキャンプ場も視察してきました。
野営場という名前が無骨でいい。
 
近代的なトイレやシャワー完備。
 
炊事場もたくさん。
しかし机の上の調味料の量がすごい。これ一人の人が持って来たものなんだろか…。
 
 
八丈町ナンバーの原付で来ている地元のキャンパー。
 
広い芝生もあるし、東屋もあったので、雨が降ったらそこに避難できます。
ブーランジェリーのお母さん曰く、毎年キャンプにここへ来て10年以上たつベテランキャンパーさんもいるようなので、私たちも一度試してみたいキャンプ場ですね。
 
その後、昨夜宿のご主人に教えていただいた、波が高くなくて魚が見える海水浴場だという、旧八重根港にきました。
しまにゃん。
海の写真がなくて申し訳ないのですが、魚たくさんいました!
ただ、エントリーが、船を下ろすときに使うコンクリートの斜面みたいなところからで、マリンシューズをはいていましたが、すってんころりんして入る前からテンション下がったのはご愛嬌。
 
ひと泳ぎしてホテルに戻り、宿で朝食。
たまたま他の宿泊客のシルエットがダンディズムに似ていたので一緒に撮ってみました。
 
くろダンディズムとしろダンディズム。
 
 
このホテルでは、お好きなドリンクとトーストがいただけます。
 
 
私がえらんだハニーチーズトースト。
チーズとハチミツの合わせ技がしょっぱ甘くておいしい…!パンもふかふか!カロリーのことは考えないようにしておこうショックなうさぎ
 
ホテルをチェックアウトしてレンタカーを返し、一路空港へ。
 
 
私たちの便までは時間がまだあったので、空港内を散策。
 
空港内のレストラン
 
島寿司が売り切れ!
 
島唐辛子入りの辛いピザ、くさやピザも楽しめちゃいます。
 
こちらは売店。
あしたばパウダーやお茶はスーパー行かなくてもここで買えちゃう。
 
島焼酎もずらりと。
 
いい味出してる島寿司トートバッグ。でも単体でみると鈴カステラ。
 
世も末が購入したのは明日葉いり生八ツ橋。
もともと美味しい生八ツ橋に明日葉のハーブっぽい風味がくわわって美味しかった〜。
 
 
たかまつやよい先生のイラストポストカードもしっかり扱ってます。
 
 
ロビーで出発を待ちます。
 
しかし私たちが待つのは、飛行機ではありません。
ヘリコプターです!
実は、伊豆諸島の間はヘリコプターが就航しており、ここ八丈島と御蔵島もそれで移動できるのです。
ただし!このあたりの天気は変わりやすく、この日も薄曇り&時折雨が降っており、チェックインの時に御蔵島上空の状態がよくないと、そこで着陸せずに、その次の島で降りることになる可能性があることが告げられました。
これってその次の三宅島も状況がよくなかったら、どんどん次の島に持ち越されて八丈島まで一周して戻って来ちゃうこともあるのかしらん。
 
 
そもそもなぜにヘリで移動することになったのか。
御蔵島は東京の竹芝桟橋から大型フェリーでいくことも可能なのですが、ほぼいつも「条件付き」の就航で、海がしけるとすぐに接岸できなくなり、時期が悪いと、接岸率が50%を下回ることもあるのです。
(こちらに就航率の表が載ってました)
去年の確率を調べると、私たちが行った10月は58パーセント。
東京からフェリーにのったものの、接岸できずに、周辺の三宅島で降りたり、引き返したりしないといけない可能性を考えると、一番可能性が高い御蔵島への上陸のし方がヘリだったということなのです。
しかし、そのヘリでさえ、上空の視界が悪いと素通りされてしまうという。
アクセスするにはなかなかハードルの高い島となっておりますショックなうさぎ
 
この日の便は、九人定員で満員の搭乗。
私たち以外は、どうやらお仕事で三宅島へ行かれる人たちのグループだった模様。
 
こちらが私たちが命を預けるヘリコプター(大げさ)。
八丈島へ別れを告げて乗り込みます。
もともと御蔵島に行くための経由地として滞在したはずの八丈島でしたが、結果はかなり楽しめたのでほんとあたりでしたカナヘイうさぎ
 
 
滑走路を自ら歩き、搭乗。
 
初めての経験にダンディズムも興奮ぎみ。
そりゃそうです、私たちにとっては、ヘリコプターっていうと、
 
アクション映画で主人公が最後脱出するときに屋上で飛び乗るもの
とか
バイオハザードシリーズの最終局面で仲間が乗って来てロケットランチャーを上空からなげてくれるもの
とか
CMで高須クリニックの社長がのってきて、さわやかに微笑むもの
とか
かなり非日常のドラマチックな乗り物というイメージ。
 
 
離陸が近くなり、緊張の面持ちのダンディズム(高所恐怖症)。
 
ゆっくりプロペラが回り始め、高速でばばばばばーっと回転してからしばらくたつとふわっと機体が浮いた!
 
飛行機と違って、滑走路を走って加速したりすることなく、いきなり垂直に浮く感じは初めての経験です。
ぬおー!浮いてる!!と動画をとりまくる私たち。
しーんと冷静にのっている他のお客様。居眠りとかしていて、私たちには非日常でも、このあたりの人には生活の足なんだなーと。
 
ばばばばばーと轟音を立てながらヘリは八丈島を離れ、海の上を進んでいきます。
正直この時点では世も末は御蔵島に着陸できるかどうかにはまだ懐疑的。
実は離陸した後もこのあたりの雲はかなり厚く、ずっと小雨がぱらついていたのです。
 
そして、御蔵島みえてきたー!
 
しかしまだ安心はできません、このままここを素通りして次の島にいく可能性があります。
ヘリはまっすぐすすみ、あれ?このまま通り過ぎちゃう?とあせりそうになった瞬間、ぐいーんと旋回、島の港の方へ向かって行きました。
image
ああ〜よかった、上陸できる…。
 
やはり雨は降っていましたが、無事到着できました。
本当運転手さんありがとう。
 
入れ替わりに御蔵島から乗って行く乗客の方々。
 
 
ヘリポートでは、今回お世話になる民宿丁やと提携しているイルカウォッチング船の方が迎えにきて宿まで送り届けてくれました。
 
母屋がいっぱいで、離れの一件まるごと二人で借りれたので、広くてラッキー。
ここでちょっと昼寝をしまして、午後1時からいよいよイルカウォッチングにでかけます。
 
やってきました、ドルフィンスイムのお時間が!
今回お世話になるのは海豚人丸
あとで聞いたのですが、こちらの船の船長さんは御蔵島のドルフィンウォッチングが盛んになる前の20年以上前からここに住んで船を出しているんだそう。
何もわからずに選んだけど、頼れる人でよかった…。
 
出発直後の私。まだ元気。
 
海に入れるのでポセイドンの異名をとるダンディズムはわくわく。
 
 
しばらくすると、第一イルカグループに遭遇!
なんとボートの上からでもはっきり見えるほど近づいてくれています。
 
 
 
しばらくボートと一緒に泳いでくれて、このイルカさんたちは去って行きました。
海に入る前からこんなに近くで見られると思わなかったのでテンション上がりました!
そのあとは、とおーくの方に尾びれが見えると、船長さんの指示で海にざぽんと入り、イルカの群がむかってくるのを待ち、イルカが通過するときに至近距離で見る、というのを繰り返しました。
 
大きな群れの時は10匹以上が通過してしかも目があいそうなくらいの近くでみることができました。
 
ただ、一緒に遊ぶ、というより通過していく、という感じだったので一回ずつの遭遇は短時間で、あっ来た!あっ行っちゃった!の繰り返しな感じでした。
 
群れを見つける→海に入る→通過→船に上がる→移動→群れを見つける→海に入る→通過→船に上がる→移動
の繰り返しで、なかなかハード。
 
しかも、一度海に入った後は濡れるのでそれでボートの風に吹かれているとどんどん体の体温が奪われます。
そして五回目くらいのエントリーの後…
 
船酔いしました
 
さむいーきもちわるいーつらいー大泣きうさぎ
 
酔い止め飲んだにもかかわらず、大変な気持ち悪さでダウン。
 
息も絶え絶えで戻って来たのでした。
 
宿に戻ってそく風呂に入り、布団に潜り込み、ねこんでしまいました。
どうやら体が冷えると船酔いしやすいみたい。
 
ドルフィンスイムのチャンスとしては、1日目午前中に到着した場合
1日目午後
二日目午前 午後
と、三回挑めます。
 
しかし、一回目のスイムでここまでダメージをおってしまったため、二日目の午前はスキップして、次回は午後に乗ることにしました。
 
午後は寝て過ごし、夕飯は丁屋の母屋でいただきます。
 
この日の夕飯は貸切状態。
 
島で採れた白身魚のフライやホイル焼き、なめろうがうまい!
おかみさんがほんとお料理上手だし、とれたての魚が新鮮です。
 
夜になると、200人以下しかいないという集落の光もまばらで静かな島です。
その日の夜は10時には就寝しました。
二日目へ続く。アデュービーグルしっぽ猫あたまイルカ