宮古島トライアスロン レース応援レポートその4 ラン編の中編 | 私が走るとか世も末ですよ

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16:11 10キロ地点でダンディズムを見送り、その場でまた戻って来るのを待つことに。

反対の車線がランの折り返し31.5キロ地点になっています。

 

ここで、判断を迫られるのが、応援ツアー参加続行か否か。

実は、この地点からフィニッシュ地点へ移動するバスの最終便が17:30なのです。

10キロ地点で16:11ということは、もし目標タイムの6'40で刻めたとしても、戻って来るのは2時間8分後。どうしても18時を超えてしまいます。

ここで二つの選択肢から選ぶことになります。

 

A この地点へ折り返してやってくる選手の応援は諦めて、最終バスでフィニッシュの陸上競技場へ移動して、待つ

B この地点で止まり、折り返してやってくる選手を応援してからタクシーを呼んでフィニッシュの陸上競技場へ移動

 

昨年はこの二つで相当迷いました。Bだと、タクシーがすぐ来なかったり、移動に時間がかかると、せっかくのフィニッシュの瞬間にたちあえなくなります。

ですが、もしそうなったとしても、この31.5キロ地点で応援した方が、ダンディズムの最後のスパートに力を添えられるんじゃないかと思ってその場にとどまることにしました。

結局昨年はタクシーも比較的すぐに来て、ランの折り返しの応援もして、フィニッシュにも立ち会うことができました。

 

やっぱり、今年もかなり辛い状態になっているはずの折り返して来る彼を応援したい。Bを選んで、ツアーを離れることにしました。

スタッフにその旨を伝えて「離団届け」というものに署名します。

去年はそれで、ツアーも離れて、確実に一人になるという覚悟の証明みたいで、緊張しました。

今年はしげ・みかがいてくれて心強い!

一人じゃないって素敵なことーね〜。

 

折り返してきて、ほぼほぼ歩いていたり、ふらふらしている選手をはげましつつ待っていると、マッサが登場!

マッサのトレーニング仲間の菊蔵さんと並走しています。

あとで聞くところによると、この時点でマッサはぜんそくがでてヒューヒュー音をだしていて、菊蔵さんはヘルニアで腰がやられていて、二人で励ましあってすすんでいたようです。

それでもマッサは私たちの応援にまたバキューンでこたえてくれて、通りすぎていきました。

さすがスターキラキラ

 

だんだん日が暮れてきて、西日で雲がピンク色にそまってきました。

朦朧とした選手が「夕日がきれい…」とつぶやいていました。

 

19:00 あたりがだんだんと暗くなってきた頃、来ました!ダンディズムが。

10キロ地点では歩いていましたが、今はなんとか走っています。

 

「あと一時間半!」しげちゃんが叫んで知らせます。

 

「ギリギリだ。フィニッシュラインで待ってて!」

約束して通り過ぎました。

 

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(写真は折り返し地点のものです)

 

私たちはそんな彼のゴールを見届けるため、フィニッシュの陸上競技場へ移動します。

タクシーが15分くらいかかると言われ、待っていると、なんと昨日の居酒屋で会った、新潟のトライアスリートが!

 

 

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(↑この選手)

 

 

 

今回で15回目の参加という新潟の選手(お名前知らなくてすいません)、辛そうですが、走って通り過ぎて行きました。

正直先に通ったダンディズムでさえ制限時間ギリギリなので、それより後ろの新潟さんはもっと厳しい状況に。

宮古島トライアスロンは、そんなベテラン選手にまで、厳しいレース展開を強いる手強いレースなのだと思い知らされました。

 

さらに、待っている私たちの前を「選手回収車」と書いた大型バスが通り過ぎて行きました。

それを見たしげちゃんが「亡霊を乗せたようなバスだったよ」と。

このバス、実は私も2年前のアイアンマンジャパン洞爺湖で見たことがあります。

その時はランで関門が抜けられず、回収されたダンディズムが乗っていたバスを偶然私が見かけて追いかけていったのですが、なかなか来ない彼を待って心細い思いをしていた時に、振り返ると目の前にでっかいバスが現れて視界がバスで埋め尽くされた時の恐ろしさは今も鮮明に覚えています。

ですが、その後の昨年の宮古島トライアスロンやケアンズのアイアンマンでは完走してきた彼ですから、きっと今年も大丈夫なはず!

 

待つこと15分ほどでタクシーがきました。

道路規制をさけつつ陸上競技場に向かったとしてもこれでフィニッシュには間に合うはず。

タクシーの中で花火が上がったのをみました。もう制限時間なの!?と一瞬焦りましたが、これは制限時間一時間前の花火。

大会終了の20:30にはもっと盛大に花火が上がります。

それをフィニッシュしたダンディズムと見られれば…。

 

 

やっぱり長くなってしまったので、後編に続きます。