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Tabi & Zakka

色んなところを旅して見つけた雑貨のブログ


今日は「初午の日


全国各地で様々な行事が行われていると思いますが、

白峰にもちょっと変わった行事があります。


それは「蚕の神様」に感謝をするというものです。


白峰では昔、養蚕は主要産業の一つでした。


特に蚕の繭から紡がれた絹はとても貴重で、

白峰の人たちの大きな現金収入源でした。


では、なぜ「初午の日」に蚕に関する行事をするのかと言うと、

蚕の神様」は午に乗って現れるからだそうです。



若い頃養蚕の指導を石川県のあちこちでしていたおじいちゃんの家で、

たくさんの人が集まってこの行事に参加しました。


米粉と水を混ぜたもので蚕の繭の形・大きさをした団子を作り、

それを茹で上げた後に枝に刺してお供えをします。




自分の仕事の見つけ方(大学生編)
繭型にした団子を茹でています



自分の仕事の見つけ方(大学生編)

子ども達は一生懸命もちを刺していました



地元のおばあちゃん方に指導を受け、

とても楽しく団子作りをしました。


テレビ・新聞・ラジオと様々な報道記者の方も来て、

その名物おじいちゃんと体験参加した幼稚園児を

しきりに写真を撮っていました。


幼稚園児たちはどうやら少し前間で幼稚園で蚕を飼っていたようで、

繭はこんぐらいの大きさだったよ」と

とても面白そうに団子を作ったり、

作った団子を枝に刺していました。



自分の仕事の見つけ方(大学生編)

繭型団子の木




自分の仕事の見つけ方(大学生編)

天の虫と書いて「蚕」とはなかなか



知らない人とも気軽に話ができるこういった行事は、

コミュニケーションに欠ける現代の社会において

とても大切な役割があるのだと感じました。


まさに田舎の良さが凝縮されているようでした。






今日は隣りの福井県勝山市で

年の市」というものがあるというので行ってきました。


白峰から勝山までは車で30分ほどくるま。R


金沢よりも近いので、

白峰の人たちは金沢よりも勝山に行くとか。


実際勝山から白峰に嫁いでいる人も多く、

昔から白峰と勝山の間では盛んに行き来があったようです。



さて「年の市」はというとスゴイ人走る人走る人走る人


出店がたくさん並んで、

商店街通りは歩くのもままならないくらい

おしくら饅頭状態でした。


蕎麦や饅頭、アクセサリーやカンジキなど

様々なものが売られていました。


その中でも特にユニークだったのは、

ゴザボウシを作っているおばあちゃんでした。


昔はなんでも手作りで、

その技術を今でも残していこうという取り組みの中

5、6人のおじいちゃんおばあちゃんが各ブースで

自分の手で作ったものを展示していました。



年の市」はすごい人だったので

お昼ご飯を食べることができず、

仕方なく大野市へ移ることにしました。


北陸の小京都」と呼ばれる大野は、

京都と同じく碁盤の目のように通りがあり、

観光するにはとても楽しいらしい。


あまり時間がなかったので

しっかりとした観光はできなかったのですが、

大野の綺麗な水で作られた蕎麦は

とてもおいしかったです。



福井県はなかなか魅力のある地域があることがわかりましたキラキラ





キクラゲ一升持って京参り


これ、何を言いたいのかかわかります?


白峰の人たちがよく笑い話にしていることなんです。


どういうことか説明すると、

キクラゲ」っていうのは消化の悪いものです。


昔、白峰から京都まで旅するのに一ヶ月ほどかかったそうですが、

一ヶ月も旅するとなるとそれなりに食費がかかります。


そこで白峰の人たちは道中「キクラゲ」を煮て食べます。


するとキクラゲは消化が悪いので殆どそのまま排出され、

それを洗って煮て食べることを繰り返すと、

一ヶ月の食料が「キクラゲ一升」で足りるという話です。


まぁウソか本当かわかりませんが、

ちょっと「キクラゲ」への見方が変わってしまうかもしれませんね。