川はとめどなくながれいく
川はどこまでもながれいく
わらいながら
おこりながら
川はながれいく
来た道も帰る道もきにせずに
ながれいく
ただながれいく
そんなながれに少し逆らってみる
ちっちゃな自分
僕は他人任せ
生まれつき他人任せ
たぶんこのさきも他人任せ
言われるがままに
他人任せ
いろんな声を聞く
それじゃあ駄目だとか
だらしないとか
悔しく無いのとか
それでも他人任せ
だって楽なんだ
自分の前を常にレールを引いてくれて
障害物は退けくれて
停止と出発の合図もくれて



でもそんな僕も死に方だけは自分で決めたい…
このさきは
どこへ続いているのか
このさきは
どこまで続いているのか
このさきは
いつまで続いているのか
僕はどこに向かっているのだろうか?
僕はどこにたどり着けるのだろうか?
考えて
歩みを遅め
不安になり
歩みを速め
目の前がどんどん白く霞んでいく
その場にうずくまって固まってしまう
そして気が付くと
再び歩いている
今日も昨日もきっと明日も…