私、友達そんなに多いほうじゃない
 
細く長くの付き合い
 
 
今日はそんな友達のひとりと夕食
 
20年前に知り合った人
 
すっごく元気でバリバリ仕事してたけど
6年位前に仕事のことで悩んで
元気なくなってげっそりやせて
仕事もやめようかなって時期があった
 
そんなとき彼女と食事に行った
 
その時の私は
ひとやまふたやま乗り越えて
元気を取り戻していた
 
かつて
私も仕事のことや家庭のことで悩み
絶望ということをしきりに考え
ガリガリにやせて
精神的にもまいってしまって
結局仕事も辞め
小さい息子を残し離婚して
自分でも自分がわからなくなった時期がある
 
 
彼女と食事をしたとき
すっかり小さくなってしまった彼女を見て
「この先、あんなことがあったよねって言える日がきっと来るから」
と話したのを覚えている
 
彼女を励ますつもりだったんだろうけど
 
あの言葉は自分に向けた言葉でもあったんだ
 
自分に向けた言葉だったんだ
 
 
その後顔を合わせる機会はあっても
なかなかゆっくり話すことなく
数年が過ぎていったのだけれど
今日、改めて
あんな日があったね
と二人で振り返った
 
二人でレディースセット食べたコーヒー
 
今こうして二人で笑い合えたことがうれしかった
 
二人ともあの頃の山は乗り越えたけど
悩みがあるのは相変わらずだったね(笑)
 
 
 
 
『感情のフルコース』
 

誰かを信じることは

裏切られることも込みでね
 
自分勝手な理想だけを
求め続けて
勝手にがっかりしないで
 
いいことも悪いことも
嬉しいことも悲しいことも
楽しいこともつらいことも
しあわせなことも
 
泣きたい気持ちくやしい思い
涙あふれるひとの優しさが
順番にやってきた
 
 
自分を信じることは
絶望することも込みでね
 
自分勝手な理想だけを
求め続けて
うまくいかずに責め続けた
 
幸せに生きていても
誤解もされて批判もされる
傷つけられて悲しいことも
笑えないことも
 
嬉しいことも夢見たことも
心震えるひとの優しさが
順番にやってきた
 
 
いいことも悪いことも
嬉しいことも悲しいことも
楽しいこともつらいことも
しあわせなことも
 
泣きたい気持ちくやしい思い
涙あふれるひとの優しさが
順番にやってきた
 
ひとつ残らず 味わいつくせ
それが感情のフルコース
 
『魔法のうたⅢ~ジブンラシク』
作詞・作曲 心屋仁之助