前回の投稿から1ヶ月ちょっとのあいだに

突然「仕事を辞める」と娘からラインが入った

いつものように出勤したその日の昼休み頃に

 

家ではなんの前兆もなく

いきなりのラインに「??え?」と

「…来たか」  と

入り混じった気持ちを抱えながら

まずは「どした?」と返信

すると「将来が見えない」とか

「いてもしょうがない」とか

現時点での娘の感情が

=退職という結論を導き出したようで

「わかった」

「帰ったら話を聞かせてね」

「無理はしないように」 と返す

(無事に帰って来いよ・・・・・)という

母の無言の願いを乗せて

 

その夜

珍しく寄り道せずに帰宅した娘から

今の職場の状況を聞く

すると6月に人事異動があって

直属の上司が代わったこと

担当部門の仕事も入れ替え等があり

初めての仕事を担当することになったが

前任者が退職したため

引き継ぎもほぼ皆無であり

何をどうすれば良いのか

さっぱりわからないこと

そしてこれが一番の衝撃だが

なんと完全復職して2カ月ちょっとの娘に

異動がかかってしまったというのだ

これにはさすがに絶句したが

会社としては休職明けとは言え既に半年

出勤している娘を

通常戦力としてみるのは当然だろう

ゆえに娘は引き継いだ仕事と共に

同じ部の違う課に異動となるのだが

通勤先も今までより30分は余計にかかる

遠方に配属されるとのこと

 

そこまで聞いて娘には失礼だが

私は笑い出してしまった

だってどう考えたって、これ、無理やん?

薄氷を踏む思いで復職に送り出し

どうにかこうにかここまで来て

それも休職前と同じ部署に

事情を知っている人たちがいる

気心の知れた部署への復職で

(娘は恵まれてるなぁ)と

会社には心の中で手を合わせていたが

そろそろ本気で既定路線に戻ってね。

という会社側のご意向が

今回はっきりと示された訳だから

このままこの会社の社員として

人生を歩くなら

この乗り越えなくちゃならない幾つもの山を

あなたは

乗り越えて行かなくちゃ

ならないのだよ

ふらふらと好き勝手にぐるぐる歩いている場合じゃ

ないのだよと思ったら

なぜか笑いが込み上げてしまって…

なんだろうね

お手上げ?なす術もない?降参?

母は無礼にも笑い出し

娘は幾つもの山を前に

来た道を戻る… か

 

それから退職したら

どのような新しい道が開けるのか

いろいろな事例をもとに調べたり

専門家に相談したりと

数日の間に娘は娘なりに動いたようだ

相変わらずぐるぐる歩く

見えない誰かと食事する

自分が出した紙ごみを綺麗に整列させる

時に にやにや笑ったり噴き出したりしている

よくわからないジェスチャーで何かしている

というおかしなところは健在?だが

行動は今の切羽詰まった状況に合致している

おかしなもんだな…と

母はただ見守るばかり

 

そしてほぼ退職で気持ちは固まったようだ

そこから今では別の部の長になった

社内で一番お世話になったという上司に

娘は報告に出かけた

そこでどんな話があったのかはわからない

娘もどんな心境の変化があったのかは語らない

ただ一つ

辞めるのを止めた

いろいろな面で自分は恵まれていると

感じたらしい

 

かくして

今では新しい部署に

何をどうすれば良いか全くわからない仕事と共に

異動して

毎日30分早く家を出て

なんとか出勤している

 

私はいつまた辞めると言い出すかわからないけど

とにかく今日は無事に通勤してねと

毎朝、定番化させたお弁当と共に

娘を送り出している