解説

名優トム・ハンクスが町一番の嫌われ者の男を演じ、孤独だった男が隣人一家との触れ合いを通して再生していく姿を描いたヒューマンドラマ。

町の嫌われ者でいつもご機嫌斜めなオットー。曲がったことが許せない彼は、近所を毎日パトロールしてはルールを守らない人に説教を垂れ、挨拶をされても仏頂面で、野良猫には八つ当たりをするなど、面倒で近寄り難い存在だった。しかし、そんなオットーも人知れず孤独を抱えている。最愛の妻に先立たれ、仕事も失った彼は、自らの人生を終わらせようとしていた。ところが、向かいの家に越してきた陽気な女性マリソルとその家族が、なにかと邪魔をして、死のうと思っても死ぬことができない。しかし、そんな迷惑なはずの一家の出現が、彼の人生を変えてくことになる。

スウェーデン発のベストセラー小説を映画化し、第89回アカデミー外国語映画賞ノミネートされた「幸せなひとりぼっち」を、ハンクスの主演・製作でリメイク。「プーと大人になった僕」のマーク・フォースターがメガホンをとり、「ネバーランド」「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のデビッド・マギーが脚本を担当した。




解説

孤独な老人が隣人一家との触れあいを通して再生していく姿を描いたスウェーデン発のヒューマンドラマ。世界的ベストセラーとなったフレドリック・バックマンの同名小説を映画化し、スウェーデンで大ヒットを記録した。愛する妻に先立たれ、悲しみに暮れる孤独な毎日を送っていた老人オーベ。そんなある日、隣の家にパルバネ一家が引っ越してくる。車のバック駐車や病院への送迎、娘たちの子守など、何かと問題を持ち込んでくるパルバネたちにうんざりするオーベだったが、次第に彼らに心を開くようになり、やがて妻との思い出を語りはじめる。「アフター・ウェディング」のロルフ・ラスゴードが主人公オーベを好演。スウェーデンのアカデミー賞と言われるゴールデンビートル賞で主演男優賞と観客賞をダブル受賞した。


スウェーデンで作られた「幸せのひとりぼっち」という作品のリメイク版が「オットーという男」
作品名としては繋がりがあるように感じませんね。😅 両作品ともAmazon primeで視聴しましたが、両作品とも味のある主役の役者さん。まぁトム・ハンクスは流石の演技ですよね。
夫婦って女性に先に逝かれると男性はかなり弱る印象です。その点、女性の方が1人になってからがたくましいイメージ。あくまで自分のまわりでの印象なんだけどね。叔父も数年前に叔母に先立たれてからというものコロナもあったせいもか、ほぼ引き篭もり生活です。子供がいない叔父夫婦だからたまに覗いてはいるんだけど、叔母のいない生活というのは覇気が出ないらしい。毎年2人で海外旅行したりしていたけど、1人では旅行にも行く気にならない様子。もう気持ちを切り替える気力は無いって感じです。今から違う人ととは思わないにしても少しでも生活に張り合いを出してもらいたいものだけどなぁ。それだけ愛する人に巡りあえたというのは素晴らしい事だとは思うけど、その分1人になった反動が大きいのかもしれない。彼も70後半に差しかかる年になったけど、少しでも喜びや幸せを感じて余生を過ごしてほしいもんです。