大竹しのぶ弔辞「のりさん大好きです」 | HID 55w 車検、HID 55w 比較

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27日正午から東京・築地本願寺で営まれた中村勘三郎さんの本葬は、縁の深かった人たちがそれぞれの思いを弔辞で述べ、故人を偲んだ。35年の親交があった女優、大竹しのぶ(55)は壮絶な闘病生活を振り返り、最後に「のりさん(故人の愛称)、大好きですよ。今も、これからも」と遺影に語りかけた。劇作家で俳優、野田秀樹(57)も「化けて出てきてくれ」と悲痛な思いを吐露した。

 勘三郎さんの最期を看取った大竹が静かに、そして語りかけるように、声を震わせ弔辞を述べた。

 「あなたがいなくなってから3週間と少しがたちました。この現実を受け入れることができず、ただただ途方にくれた日々を過ごしています」

 大竹が20歳で出演した舞台「若きハイデルベルヒ」で共演して以来、親交は35年に及ぶ。出会った当時何度も「好きだ」と言い寄られた。それほど“親密”な間柄だけに、いまだ勘三郎さんの死を受け止めることができない心境を吐露した。

 「小さい箱(骨箱)を蹴破って『冗談じゃないよ、まったく…』。そんなことを言いながら、あの世界一チャーミングな笑顔で私たちの前に現れてくれる-。その方がずっと現実味がある」

 病床の勘三郎さんのもとには何度も足を運んだ。たくさんのチューブや点滴を体につけながら「本当につらく苦しい闘病生活でした」と回顧。入院から息を引き取るまでの間に何度も絶望と言われながら奇跡的に乗り越えていたことを明かした。

 「私たちに光を与えてくれました。大きな厚い壁が突然おろされても、何度も強い肉体と精神力で壁を押し上げていました」と誇った。会話が厳しい状態でも、表情と手首の動きだけで見得を切ったこともあったという。

 弔辞の最後、「前よりももっと大きな力を持ったのりさん。3人(長男の勘九郎、次男の七之助、孫の七緒八くん)を、(勘九郎の妻で女優)愛ちゃんを見守ってください。何より愛してやまない(勘三郎さんの妻)好江ちゃんの側にいて力を貸してください。のりさん、大好きですよ。今も、これからも。ありがとう、またね」。愛のこもった弔辞で、勘三郎さんに別れを告げた。