四月の終わり頃、ツバメたちが賑やかに帰ってきましたヒヨコ

我が家は母屋と離れ屋をつなぐ部分が屋根で繋がっており、その下が犬わんわんわんわんの居住スペースで、上の高い梁の部分に歴代の古いツバメの巣がいくつかあります。

さあ、今年はどこへマイホーム家を構えるやら、と観察してましたら、一組のつがいがさんざ迷ったあげく、真ん中あたりのを選んでせっせとリフォームを初め、やがて卵が生まれたらしく、巣の中でじ~っとしている姿を見るようになりましたニコニコ

そんなある夕方、外に出たら、巣の下あたりの地面に、変な形のものをくっつけた黒い妙にぐねぐねしたものが…。

よく見ると…わああぁっ!ツバメの頭をくわえてる蛇いいぃぃショック!
卵を孵していた親ツバメを、蛇が襲って殺しやがったあ~~!!
何てひどいことをむかっ!!
きっと、卵を狙ってきた蛇を、親ツバメが身を呈してかばい、自分がやられてしまったのでしょう。
飛んで逃げることも出来たはずなのに…しょぼん

もはやツバメは絶命してたけど、怒り爆発の私は蛇をたたき殺し、ツバメを放させた後、川に流しましたパンチ!
(蛇は場所を覚えると何度でも来るし)

つれ合いはどうしてるんだろう…捜し回ってるかもしれないな…卵はどうするのかな…もう帰ってこないかな、可愛そうなことをしたあせる

と、落ち込みつつ心配してたら、
ツバメが一羽、巣に帰ってきました!
帰って、卵をあたためている様子。
シングルファーザーもしくはマザーで、子育てをするつもりなのかな?
二羽でも大変そうなのに、大丈夫なんだろか?

ほどなく、小さな鳴き声がする?と観察してましたら、4羽のチビさん達が顔を見せるようになりましたヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコ
無事、孵ったようですニコニコ
シングル親はせっせとエサを運んでます。
父も心配して「何か置いといてやろうかのぉ」「虫を取って口元に運んでやろうかのぉ」など言ってましたが、私は以前、ツバメは人間の匂いがつくとヒナの面倒を見なくなると聞いていたので、それはなし!
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しかし日々、びっくりするぐらい大きくなっていくので、片親でも餌は足りているようでしたチョキ
蛇が来ないよういつも見張り、わんわんわんわんにも監視をきつく申し渡してました。

巣から身を乗り出すぐらいヒナは大きくなりニコニコ落ちるんじゃないか、という心配に変わってきていた昨日の夕方、何やら父が騒いでいます。
すぐ側の作業小屋に蛇がいて、追い掛けたら姿を見失った、と。
それ、めっちゃ危険やん!!
また襲ってきたら!!

しばらくして、一匹の蛇が梁を上っていたから両親が始末したと。
しかし、小屋の方向じゃないので、まだ中にいる可能性があるな、とガーン
気になりながらも、出勤時間になり、帰宅した夜中でも犬の鳴き声がしたら降りて見てました。

そして今朝。
わんわんに朝ゴハンをやろうと起きて出たら、父が先に出ていました。

「…やられてしもうた…全部ヒヨコ、おらんようになってる…」

やはり、蛇は潜んでいたのです。
そして誰も犬わんわんもわからないうちに…。

もう、声も出なかったです。
シングルであんなに懸命にがんばって、大きく育っていたのに…。

近くの、ツバメ達がよくとまっている電線に、一羽のツバメがじ~っととまってました。雨が降り出しても。
そして時々、空になった巣の周りをぐる~っと飛んで、また電線に。
おそらく、ヒナを亡くした親ツバメでしょう。

ごめんね、あんなに頑張っていたのに、守ってあげられなくて、ごめんね…。

蛇だって生きていかなきゃいけない。自然の摂理なんだけど…。

今日は、つらい日でした。
今、別の新しいツバメ夫婦も巣の準備中です。
この夫婦はどうか無事でありますように…(-人-)