94歳の父。一年以上前から?

食べ物を飲み込みにくくなってるな、

と感じてた。


ご飯が1番苦手なようで

お粥が定番になり。


うどんや、そばはよく食べた。


数ヶ月前から

うどん、そばも残しがちに。


やっぱり歳をとると

嚥下に難が出てくるのだな

と思ってた。


私が再建手術入院中

夕飯を戻した、と夫。


その前後あたりから

明らかに食欲も落ち

病院に連れて行こうと思ってた矢先の

昨日の救急車騒動。


いったんは返されたものの

その後も嘔吐(すでに唾液だけ)が止まらず

今日、また病院へ。


診察待ちの間も嘔吐症状で

何度もトイレへ。

看護師さんが観察室へ誘導してくれて

ベッドで待機。



なかなか診察呼ばれず

確信に近い嫌な予感。


しばらくして私だけが診察室に呼ばれ

昨日のCTをよく見たのですが…と

パソコンを動かす先生。


やっぱりね。


食道がん、でした。


末期だそうです。

年齢的に抗がん剤も手術も不可。


出来る事は

とりあえず詰まっている食べ物を

取り除く処置。


その後

可能ならステントで食道を広げる。

不可能なら点滴での栄養補給のみ。

退院は無い、そうです。


本人には

まだ入院としか伝えていません。


先ほど先生が来て

詰まってる食べ物を取り除きますね、

と父を連れて行った。

その時父は

『癌ですかね?』

と聞いていた。

本人は胃がんと思っているらしい。

(私もそう思ってた)


先生(女性)は

「それは

これから調べてみないとわからないけど

先ずはつまりを取る処置しましょうね。

ご飯食べられないから入院ね」

テキパキしてるけど

優しい物言い。

少し安心。


処置には時間がかかるとの事。

観察室で入院着に着替えた父の

脱いだ服を畳みながら

初めて涙が少し出た。


この服、

もう着ることは無いんだな…

と。


追記です。

先ほど主治医となる先生とのお話で

食道のステント手術が可能との事。


うまくいけば

2週間で退院出来ると!


ただ余命は一年は無い

そうです。


緩和ケアの話も出ました。


退院出来るのは

父にとっては良いことと思う。

もちろん私たち家族にとっても

それなりの準備の時間ができる。


でも

まだ術後の私、

バセドウ病や

リンパ浮腫だって治ったわけではない。

仕事もやめたくないのが正直な気持ち。


不安だらけ。


ふと思い出した。

前の夫のこと。

今どんな状態なのだろう

義理妹が面倒を見ているのだろうか

その後連絡もないのでわからない

けれど

義理妹も大変だろうなぁと

改めて思った。


皆んな頑張ってる。

病気と闘う人も

家族も、

皆んな。



とりあえず今日はゆっくり休んで

明日から頑張ろう。


仲間のみんな

いつも理解してくれて

応援してくれて

ありがとう。