久しぶりに本を買いました。




基本、本は図書館頼り。

めずらしく手元に置いておきたいと購入したのは、いつもありがとうの午後ロードで放送していた「博士の愛した数式」を見ての事。



(画像はお借りしました)


先日、最近 数学(数式)の勉強をしているという記事をUPしましたが、それもこの映画がきっかけでした。




[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。

(基本情報より)




そんな博士が愛した数式「オイラーの等式」




映画を見ているあいだ、ずっと幸せな気持ちに包まれていて。終わってからもそれはじんわりとあたたかく続く不思議なチカラ。


思えば。

私は数学が大嫌いでしたけど、恋するお相手は数学に明るい殿方が多かった。(無いものねだり?)


人とのコミュニケーションの手段として、数や数式を用いる博士の会話はとても魅力的で。博士が美しいと表現する話を数に疎いはずの自分なのに、何故かとても理解できたような気持ちになります。博士と出会っていたら、私は間違いなく恋に落ちていたことでしょう 笑。





この映画のストーリーテラーとなる息子√(ルート)は博士からの影響を受けたまま成長して数学教師になるのですが、その授業が興味深くて優しいに溢れています。こんな先生に教わっていたなら少しは数学が好きになれたかもしれません。

成長した √ を吉岡秀隆さんが演じているのですが、その子供時代を演じた子が北の国からの「純くんっ?!」って見間違えそうなくらいに幼い頃の吉岡くんと雰囲気が似ていて、何だか懐かしくて嬉しかったです。


原作を読んだ方々からは、あまり良い評価をされていないようですが、博士が数や数式で例えたお話しを、ひとつも取りこぼしたくなくて原作を手にとり、博士の言葉をきちんと受け取りたくて、信じられないことに大っ嫌いだった数学の勉強をしている私。


うーん、

映画のチカラってスゴイです。