「変愛(ヘンアイ)小説集」本という本をずいぶん前に読んでいて。

確か、京極夏彦ばかりを好んで読んでいた昨年の今頃も
ちょっと気分を変えようと 本棚からひっぱり出して読んでたっけ。

恋愛小説ほど苦手なものはないけれど、この本は結構好き。
(変ヘン愛アイだしね(;^_^A )


で、この時期になると読みたくなるのは きっと

アリ・スミスの『五月』という短編小説のせい。


友人の野花や木にまつわるブログパソコンを読んでいたら、とても読みたくなって…

五月の風に吹かれながら…読みました。



$眼瞼(がんけん)ケイレンがゆく



『あのね。わたし、木に恋してしまった。どうしようもなかったの。花がいっぱいに咲いていて。』



木に恋した「わたし」のその想いと

そんな「わたし」を見守る もう一人の「わたし」の深い愛が

美しい言葉でつづられています。


$眼瞼(がんけん)ケイレンがゆく


「(眼瞼ケイレンだと、)本とか読むの大変でしょう?」…って よく聞かれます。

でも、先日のお芝居観劇の時にもちょっと書いたけど

自分が集中できて、アドレナリンが放出されるとそうでもないんですよね。
個人差はもちろん あるのでしょうけど。

ボトックスの効果が切れ始めると、私の場合は左目がダメになるから
どうしても片目をつぶりながら(ウィンク療法!?
いろんなことするしかないんだけど、集中し出すと結構大丈夫チョキ

その反動がないわけじゃないんだけど、そこが病との折り合いのつけどころだったりもして。



以前は折り合いをつけようなんて気持ちの余裕がなくって…

折り合いをつけたら負けだ!な~んて思ってたけど、

治したい→治らない→落ち込む の繰り返し(-"-;Aダウン


今は 諦めとは違う、自分を解放してあげるような余裕が出てきたから

いろんなことが楽しめるようになった気がしますドキドキ

赤ワインワインを飲みながら

まったりと読書だってできるんです~☆