私の住む奈良は内陸性気候だが、瀬戸内海気候の影響も受けて内陸地方の割に雪が少ない。雪が積もらない年も二年に一回はあるように思える。

関西では京都、大津は日本海に近く一級寒波で風向きが西北西もしくは北西になれば大雪になる。

一方大阪、神戸、奈良は冬型で大雪になる事は滅多になく、春先に南海上を通過する低気圧の影響で、数年に一度大雪になる。

奈良市半田開町の大雪の履歴は以下の通りである

1990年2月1日 21センチ
1996年2月17日 17センチ
2008年2月9日 11センチ
2011年2月11日 11センチ
2011年2月14日 7センチ

奈良市の積雪は過去実績から12月から3月までだが、大雪は見事に2月に集中しており原因は全て南岸低気圧である。

南岸低気圧は3月から4月に掛けてもよく通過するが、関西地方は関東地方と違い北東気流の影響を受けにくく、3月は降水時間が明け方にならないと大雪は難しい。
関東地方は山がなく、緯度も高いので、4月中旬でも降水強度と北東気流次第で積雪になる事もあり、内陸では大雪も稀にある。

期間限定古都の大雪は実に風靡である。