人は、大なり小なり後悔というものを抱えていますね。

30歳、40歳を過ぎた人であれば、思い出すとチクっと胸が痛むような後悔から、「思い出したくもない。思い出すだけで苦しい。戻れることならばあの時に戻りたいし、やり直せるものならばやり直したい。」っていうような強く重い後悔を抱えている人もいるでしょう。


後悔というものが何から生まれるかと言えば、それは「出来事」からではなくて「思考」から生まれます。

「考え方」と言った方がいいですかね。

なぜ、起きた出来事に関して後悔をするのかと言えば、その出来事が「マイナスな影響を生み出した・生み出し続けている」っていう認識をしているからです。

だからね、どんなに無理矢理な方法でいいですから、そこから生まれたプラスな何かを見つける。

どんな些細なことでもいいんです。

どんなに無理矢理な方法論でもいい。

どんなことでもいいから、その出来事から生まれたプラスなものを見つけてみる。




人にバカにされたから、人をバカにすることがなくなったり、

人に優しくされなかったから、他人に優しく出来るようになったり、

殴られたから、殴られた人間の悲しみがわかるようになったり、

電車に乗り遅れたから、今の彼女と出会えたり、

何でもいいんです。



どんなことでも良いから、「後悔しか生んでいなかった出来事」から、どんな小さなものでも良いので「ギフト」があったことを認めてあげること。



「あれはあれで悲しいし苦しい出来事で、後悔もあるけれど、あれがあったから変わったところもあるよな。」っていうようなギフトを見つけられれば、出来事に対する見方は大幅に変わります。

思えるようになれば、そこに感謝が生まれます。

感謝出来るようになったらね、もう、後悔なんてものとはオサラバです。


そう簡単に気持ちを切り替えられるものもあれば、そうでないものもあるでしょうが、とにかくどんなことでもいいので、小さな1つのギフトを見つけてみること。

それを見つけられれば、何かは少しずつ変わっていきますよ。