おばあちゃんは少女。ブランコで少女。街でとおりかかった公園。ふと見るとおばあちゃんがブランコに乗っている。疲れて休んでいるのではなく、思いっきり漕いでました。足を曲げ、伸ばし、曲げ、伸ばす。そのシンプルな運動を繰り返し、顔はとても楽しそう。楽しんでいたんだと思います。ブランコをおばあちゃんが楽しむ。素晴らしい。漕いで、漕いで。空に近づき、雲に近づき、遠い少女の気持にも近づいていたんじゃないかと思います。そういえば、ブランコは楽しむための道具だなあ。忘れてしまったものたくさんあったりしますよね。