子供の頃から学ぶ多くのこと。
人に優しく
思いやりを持って
他人の嫌がることはしない
明るく・楽しく・元気良く
我慢強く
迷惑をかけない
などなど、いっぱいありますが、とにかく「他者との関わりにおいて、自分はどうあるべきか?」っていう視点からの、「他者への貢献・自己の抑制」っていう教えが多かった気がします。
あんまね、「自分を大事にしよう。」ってことは言われてこなかった。
自分を大事にすることよりも、「所属する組織」や、「誰かのルール・思惑」に沿うことが求められてきた感じが強いんですね。
これが、心優しく、人の言うことは素直に聞き、誰かに貢献して喜ばれることに何の疑問も持たないような「良き人」だったらね、「自分を大事にする」なんてことは、二の次、三の次になるのも当然過ぎるほど当然のことですよね。
今、自分の目の前に3人のアドバイザーがいたとします。
で、3人はそれぞのことを言う。
Aさん。「親孝行しなきゃダメだよ。」
Bさん。「世間様からバカにされないように生きないとね。」
Cさん。「自分を大事にすることが大事だよ。」
この3人のアドバイスがあったら、誰の言うことを大事にしますかね?
でも、この言葉が、
先生。「親孝行をしなきゃダメだよ。」
母親。「世間様からバカにされないように生きないとね。」
昨日、読んだブログ。「自分を大事にすることが大事だよ。」
っていう、特定の人間からの言葉からだとすると、重みは変わります。
怖いよね。言葉の重みって。
社会には、自分で思っている以上に、「世のため、人のために頑張りなさい。(自分を大事にすることなんて後回しに決まっているだろ。)」っていう呪いがかかっています。
それが呪いに思えないのは、「基本的に正しいこと」であったりするから。
だって、「人にやさしく♪」って正しいんだもの。
正しいけどさ、まずは自分を大事にすることですよ。
まずは自分を心地よくすること。
腹が減っていたら、人にやる前に自分が食べること。
疲れていたら休むこと。
悲しかったら、悲しい、っていうこと。
泣きたかったら、泣くこと。
「世のため、人のため」なんていうお題目は一旦捨てて、とことん自分のために生きてみてもいいんじゃないですかね。
私達のほとんどは、50年前は生まれていないし、50年後も生きてはいない。
人生なんて、そんくらいの短い日々なわけで、ワガママだろうが、自分勝手だろうが、それほど大した違いはねない。
当然ですが、今日の文章は「やさしい人向け」であって、「ワガママなバカ向け」の話ではありません。お前はもうちょい、世のため人のために頑張れw