君は、感性が鋭くて、喜怒哀楽が激しくて、ある意味本当に気持ちが豊かな人でした。
さらに妖艶さが加わり、私を始めとして、老若男女に憧れを抱かせた。
けれど、それは君だからのこと。
誰もが持ち合わせているわけではない。君だけの魅力に過ぎない。
他の女性にも、君にはないそれぞれの魅力があるはず。
ただそれに気づくかどうか。
やっとそのことを理解できるようになったのかな。
感性とか魅力には形がないから、わかりにくいものだからね。
少し進んでみようと思うんだ。
その歩く先の景色もきっと綺麗だよね。
でも
それを感じる様は一つではないはず。
君には、感謝しかないけれど
「あなたには、誰よりも大きなものがあるの」
君にそう言われてから
ずっとその答えを探してみたけれど、私にはわからないまま。
その答えを聞けなかったことだけが
心残りなんだ。
もう聞くことができないから。
たぶん、君の勘違いだったのかもね。
今は本当にそう思うんだ。
そろそろ
新しい感性と魅力を探して
少し進んでみようと思うんだ。