放課後 静まり返った教室で夕陽に照らされた美奈子が机に座っていた


私は美奈子の前の椅子に座った

美奈子はうつむいて

こう言った


転校することになった

心臓がドクンッと鳴った

えっ!なんで?


美奈子は

私の母親は私と血がつながってるけど父親は母親の再婚相手なんよ

だから私とは血の繋がりないん

でも母親が男作って出て行って


今血の繋がりのない父親とおるんよ

それで 父親が母親が出て行ってから私に

私のベットに入って来るんよ


え?それってどーゆーこと?


父親が体を触ってくるん


イヤって言ったら殴られる


美奈子はポロポロと泣き出した



誰にも言えんよーなこと 父親にされとる


でもあの人は私の本当の父親じゃない!ケダモノや!それでな


先生に相談して私は施設に入ることになったん


だから香里とお別れになる


手紙も出すことできないし どこにおるかも言えんから


ずっと元気でおってな


私は 生きているのが辛いから



美奈子は私の顔を見てフッと笑った



ばいばい  香里!


そして机から飛び降りると教室を出ていった


聞き返すことも 追いかけることもできなかった





美奈子 元気でおってな

美奈子 私の大切な親友



美奈子 時々 美奈子を思い出す


何もしてあげられなかった私

最後にさよならしていってくれた美奈子



美奈子 どこかで元気でおってな