こんばんは。
ふと思い出したことがあったので書いてみます。
私は大学2年の夏、学校やサークル、バイトと
持っていた全ての場で居場所を失った気がしました。
友達とは意見が合わず、いじめのような形に。
バイトでは上司からの集中的なパワハラ。
サークルでは仕事はあるものの感謝はされず、責任だけがのしかかる日々。
どこに行っても居場所がなくて、でもやらなきゃいけないことだけはあって。
唯一心を落ち着かせていられる場所が自宅でした。
全部私の大好きな場所、だけど私を求めていない場所。なのに全てでやらなきゃいけないことがたくさんある。
段々、大好きな場所なのに求められていないことが辛くなり、家から出られなくなりました。
その辛さは、責任感ではまかないきれませんでした。
幸いにも私を慕ってくれる友達は数人いました。
けれど、その友達は、みんな居場所が違います。
だからこそ一緒にい続けてくれたのかもしれないけれど。
終いには、その子達に会っても泣いてしまい、素の自分を見失いました。
そんなことを繰り返しているうちに、
学校に通えなくなりました。バイトで過呼吸になりました。
体が嫌がっていることがわかりました。
学校は、しばらく粘りました。
公共交通機関に乗ることが辛く、帰りは何も考えていないつもりでも涙が止まらなくなり、呼吸が苦しかったです。
毎日そうでした。
学校で食事が取れなくなりました。
だけど、学校のことを考えると布団から出られなくなり、その内家にいても泣いてばかりで食事も取れず、不眠になりました。
蕁麻疹が毎日出ていました。
バイトはギリギリまで笑顔の私でした。
周りの人に不満を漏らすぐらいで、それ以外はニコニコな私。
けれど、とある失敗をしてしまった際に急に過呼吸と涙が止まらなくなり、その場から動けなくなりました。
それからすぐにバイトをやめました。
そのうちサークルにもいけなくなりました。
家に引きこもるようになり、最初のうちは
毎日泣いてました。ずーっと泣いてました。
時間問わず、常に泣いていました。
しばらくすると、涙も出なくなりました。
ご飯もいらない、寝なくてもいい。
体が生きていることをボイコットしていると
強く感じました。
親の強い勧めで、精神科に訪れたところ
適応障害ではないかと言われました。
せめてトイレだけはいっている状態でしたが、
そのうち
「別に死んでいいと思ってるのに律儀にトイレまでうんこしにいく必要は無いな」
と考えました。
もちろんうんこを垂れ流したとしても処理するのは私じゃないです。
誰に頼む訳でもないです。私は死んでいいと思っていたので。
いつもなら虫もおばけもこわいけど
その時は怖くなかったです。
恐怖は何も無かった、死んでもいいと思ってたから。
学校に行けない私が娯楽を求めてはいけないと
考えていたので、美味しいものを食べる資格もない、好きな芸能人を見る資格もない、そんな風にどんどん考えていくうちに
排泄欲求までも消え去って行ったのは我ながら今思えば面白いですね。

リストカット、OD、自殺未遂、
この状況からいけばその道に走ってしまうことはおかしくないと思いますが
何故かしなかったですね。
死んでもいいと思ってたけど、それを行動に移すのも面倒でした。

とにかく生きる気力がないわたしが
今ここまでどうやって戻ってきたかは
記憶がありません。
ただ、いろんな人に支えられて、
周りの人の力で戻ってこれたということだけはわかります。
だってうんこをしに行くためにトイレに向かう気力すらない人間が
「元の自分に戻りたい」と思うはずがありませんし、
そう思った記憶もありませんから。

何度も書いていますが、あの時は死んでもいいと思ってました。
生きてることがつらすぎて。
ただ、どうにかこうにかギリギリ生きれるようになった今、
自分へのハードルがめちゃくちゃ下がったので、
「ご飯食べたいと思ったの!?えらいなあ!」「おしっこしたい!トイレいこ!あれ、トイレ行こうと思った!?すごい!」「ゲームしたいと思った!?アクティブだなあ!」
こうして私は今生きています。

息してるだけでえらいよ。生きようとしてること、えらいよ。

生きる選択をしていることがすごい。
別に誰からも評価されなくてもいいじゃん。
ご飯はおいしいし。うんこをするとスッキリする。

日本は広い。私のことを知らない人なんて五万といる。世界は広い。この地球のどこかには私の居場所がある。

大好きなひとたちの近くで、普通に生活したい気持ちがありながら
私はトイレをうんこでしたいと思える素敵な人間だと思っていますので、
就活を気に病む必要も無いという気持ちもあります。

私の行動は私が決められる。
なんなら今ここでうんこを垂れ流してやってもいいんだぞ。

何言ってるんだろうこの人と思う人もいるかもしれませんが
伝わる人に、伝わるといいな。

わたしは弱いけど強いです。
自分へのハードルがめちゃくちゃ低い。
自分を大切にします。誰がなんと言おうと。
それが命を守る方法だから。