五年振りの開催。

新しいコースでの開催。

沿道からの応援の声が「ありがとう」から「がんばれ」に。

震災から十二年。

復興から発展に変わりつつある今なんだと思います。

僕自身は、走れること、参加できること、開催されること、その他、もろもろと色んなことがあった五十二年間に対して、ただただ感謝の気持ちをもって走り続けました。

完走できたことはオマケみたいな感じです。

沿道での声援ありがとうございました。

スタッフの皆様、ボランティアの皆様、ありがとうありがとうございました。

復興ランナーの皆様、お疲れ様でした。

来年も楽しく走りましょう。




 職場クラスターに巻き込まれ僕も感染した新型コロナウイルス。

 陽性だと解った初日は、体温37.4℃。それ以外の症状は、多分あったんだろうけど、陽性だということに落胆した一日だった。

 翌日。体温が36.4℃から38.8℃の間を上がっては下がり、下がっては上がりの繰り返し。その間一切の発汗なし。そんな症状よりも怖く感じたのは肺の苦しさ。息苦しさを感じず、末梢酸素濃度も98%前後を維持しているけど、この肺の苦しさで、夜すらまともに寝れなかった。

 三日目。体温は37℃台。肺の苦しさは継続。末梢酸素濃度も下がることなく経過。

 4日目。不思議と肺の苦しさが軽減。体温も36℃台になることもあった。この日から下痢の症状だったり、倦怠感だったり、細かな症状に気が付く。

 5日目。下痢以外は、ほぼ通常通りの健康状態。

 6日目。ほぼ症状なし。11kmほどジョギングしてみるが、異常なし。

 以上のことを振り返ると。

 今年5月に6回目のワクチン接種を受けていたこと、基礎疾患がないこと、飲食に影響がなかったこと、この三つが早期に回復した理由だと思います。他の方々に、少々お話を聞く機会があり、その方々の症状に比べたら、僕の症状は軽いものだったけど、あの肺の苦しさは二度と味わいたくないものでした。

 ただの風邪、インフルエンザと同じ、と考える人達がいるようですが、甘くみないほうがいい、と思います。

 僕にとっての新型コロナウイルスは、インフルエンザのほうがまだまし、二度と罹りたくない、という感染症です。あの肺の苦しさから開放されて良かった、と今、安堵しています。

この日、14時46分になったら立ち止まる。


あたりまえの日常に感謝をする。


この想いで黙祷をする。


大切な人が生きていること。

自宅があること。

通勤できる職場があること。

スーパーやコンビニなどのお店が営業していること。そこで並ばすに順番を待つことなく好きなだけ買い物ができること。

電気ガス水道が使用できること。


あたりまえの日常に感謝する日。


三月十一日。