最近、昭和歌謡がウケているとか、
先日「駅」のことを書きましたが、
またノスタルジックな話に
少しお付き合いください💦
細かな分析は他のかたにおまかせします😊
放送30周年記念で、「古畑任三郎」が放送され
ました。録画して、あとラストの作品のみと
なっています。
残念ながら、全部ではなく、SMAP、津川雅彦さ
ん、山口智子さんの作品は放送されなかったよう
です😢
昔は文学作品よりも、最後に結論がでる
ミステリーが好きで、高校時代は
アガサ・クリスティ氏の作品を読んでいました。
かつて、友人に
「オリエント急行殺人事件」を読み出した
ところで犯人の名を言われたことは、
残念な😭思い出でした。
悪気ではなかったんですけどね🤫
最後に犯人がわかるのがミステリーの醍醐味
田村正和さんは出演作品が多く、古畑までに、
眠狂四郎(1972)
パパはニュースキャスター(1987)
パパとなっちゃん(1991)
などまだまだありますが、シリアス、コメディ
時代劇、恋愛ものといろいろ出演されていまし
たが、刑事役は初めてだったと思います。
プロ意識の塊 田村さんがこの役を引き受けた
ことで「古畑任三郎」の成功が決まった
ような気がします🤔
脚本の三谷幸喜さんがおっしゃっているように、
「古畑任三郎」は「刑事コロンボ」の影響を
受けていると。
パロディでもリメイクでもなく、私は
オマージュ(hommage) と感じています。
フランス語で尊敬、賞賛で
尊敬、賞賛を込めて元の作品をそのまま流用する
ことなく、
独自の表現も入れた作品だと思います
「刑事コロンボ」は、アメリカの1968年から
2003年の全69話、主演はピーター・フォーク
さんの刑事ドラマです。
共通点は、
1.倒叙ミステリー
最初から犯人がわかっている！
かつての2時間ドラマだとラスト20分頃から
犯人がわかる、とは違いどちらも最初から
犯人が出てきます。
この方式を自分が受け入れられたのは、
「古畑任三郎」が初めてでした。
犯人わかっていて何が面白いの？ を覆して
くれました
時間的に「刑事コロンボ」の方は1話70分〜
90分あるので、犯人が犯行に至るまでの経緯を
掘り下げています。
2.ナレーションがない
よく、時間足りない場合などナレーションで
進める場合がありますが、場面とセリフだけで
進行します。
3.主人公の圧倒的存在感
ドラマだといろいろな俳優さんがでてきますが、
両ドラマとも主の出演俳優さんは少ないです。
刑事コロンボは、ヨレヨレのコート🧥で
愛妻家、刑事なのに拳銃🔫不携帯、
フランス製のガタガタの中古車乗り回し、
しつこいくらいの質問🙋、でも愛嬌あるので
憎めない。
古畑任三郎は、ノーネクタイの黒ずくめだけど
お洒落、セリーヌの自転車🚲を乗り回し、
イチローのファンだったり、クイズ番組に
出ちゃうなどミーハーな部分がありつつ、
物腰が柔らかく、
品よくしつこく追い込んでいく。
ダンディーで憎めない。同じく拳銃🔫持たず。
どちらもアクションなし、理詰めで推理して
いきます。
相違点は
1. シチュエーション
「刑事コロンボ」は時間もあるからか、
ロケシーン🎬も多く、映画を観ている気分に
なれます。
「古畑任三郎」は1話が50分弱なので
スタジオ撮影がほとんどでありますが、
古畑任三郎vs犯人の攻防で、まるで舞台劇を
観ているような緊迫感あります。
2. 共演者
「刑事コロンボ」は多少部下のかたがでて
きますが、特徴は同じ俳優さんが何回か犯人
役をやり、それも見事にわからない位に
やり遂げてたことです
「古畑任三郎」は西村雅彦さん演じた今泉さんを
おでこパチンパチンし、優秀な部下西園寺さん
(石井正則さん)と差別しているようで
意外と可愛がっている
どちらの作品も再放送されたら、また観ます。
わかっているのに。
なぜ？
トリックは「刑事コロンボ」の方が細かくて、
犯人にすぐには辿り着かないですが、
犯行にいたるまでの心情がよく描かれています。
「古畑任三郎」はすぐ犯人に辿り着きますが、
見破るまでのプロセスや、コメディ部分も
あって面白いです
ネットで第二の古畑任三郎を制作するとか
しないとかでていますが、
少なくとも「古畑任三郎」としてリメイクだけ
は、やめていただきたいです！
古畑任三郎は唯一無二の存在です。
田村正和さんを真似しても無理です
だから倒叙ミステリーはいいですが、
キャラクターは絶対変えた方が良いと思います。
と、まあ勝手なことを申しました💦
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊
写真はお借りしております。