放送業・放送局：ＮＨＫニュース
令和６年１月１０日２０時５０分
能登半島地震による災害関連死を防ぐため、２次避難や広域避難が急がれる中、官公署 県機関：愛知県庁は、断水や停電が続く石川県内の高齢者施設の入所者を愛知県内の医療機関で受け入れることを決めました。高齢者は早ければ１１日にも自衛隊機で航空業：県営名古屋空港に到着する予定だということです。
県庁などによりますと今回の地震を受けて、県機関：石川県庁から、電気や水などライフラインが途絶えている地域の高齢者施設の入所者を、近隣の県で受け入れてほしいと要請があったということです。
これを受けて、愛知県庁などが、県内の医療：災害拠点病院などに確認したところ、複数の医療機関で、合わせて３０人程度の受け入れのめどがたったとして、１０日、石川県庁に受け入れを申し出たということです。
高齢者は、早ければ１１日にも、自衛隊機で同空港に到着する予定だということで、空港内で医師らが健康状態を確認したあと救急車などで受け入れ先の病院に搬送する方向で調整を急いでいます。
愛知県庁では、その後、健康状態などに問題がなければ、県内の高齢者施設に移ってもらうことも検討しているということです。
調整にあたっている愛知県ＤＭＡＴ調整本部の北川 喜己 本部長は、ＮＨＫの取材に対し「被災地の高齢者施設は介護にあたるスタッフも被災していて、深刻な状況にある。災害関連死を防ぐためにも、速やかに対応したい」と話しています。