『さくらえみ 70kg!』

さて、コレ↑何だかわかるかな?わかる人は単なるプロレス好き。誉められもしないし偉くも何ともない(笑)

『さくらえみ 70kg!』はさくらえみという女子プロレスラーの必殺技。簡単に言えばジャンピングボディアタック、つまり相手をコーナーに振り、それに向かってダッシュしジャンプして自分の体を相手にぶつける技。

ちなみに正式名称かは不明だけど類似技に
『高橋奈苗 60kg!』
という技がある。技の概要は同じだが、技をかけるのがさくらえみ選手ではなく高橋奈苗選手。ちなみに高橋奈苗選手はどう考えても60kgではないため、観客から『えー?』とヤジが飛ぶ。ちなみにこちらの技は2012年のブル中野引退興行の時しかオレは見た事がない。


プロレスには一見同じ技でも、技の入り方などが少し違うだけで別の名前が付く。まぁ、一応『少し』であろうと相違点があるから、技名が違って当然。ところが全く同じ技なのに、使う選手が違うだけで名前が変わる場合がある。これが非常に多いから、初めて見る団体の試合ではちょっと紛らわしかったりもする。


例えば全くプロレス知らない人でも知っているであろう技『ラリアット』。立っている相手の顔面、首、胸に自分の上腕部(力こぶが出るとこ)をぶつける技。

これを長州力が使うと『リキ・ラリアット』となる。これはまだいい。『ラリアット』って技の名前が入っているから。

女子プロレスラーの中川ともか選手が使うと『唸る(唸れ)豪腕』となる。これも一応『豪腕』となっているからまだ良い。

ところが、これを横須賀享(現ジミー・ススム)が使うと『ジャンボの勝ち!』となる。
『ジャンボの勝ち』…『の』って助詞が入ってる時点で技とは思えない。技の名前じゃなく『ジャンボの勝ち』ってフレーズだけ見ても意味がわからない。ジャンボ鶴田と三沢光晴のラリアットの打ち合いに由来するけど、プロレス知らない人にはポカ~ンだろうなぁ。


今日は久しぶりに週刊プロレスを隅々まで読んだ。
プロレス人気は最盛期に比べたら国民的スポーツなんかではない。だけどメジャー・インディー問わず、それぞれの団体がそれぞれのカラーを打ち出し多様化している。ガチンコのような試合をする団体、明らかにお笑いの団体など様々。下火になったとは言え、これだけ乱立するのは市場に需要があるからだろう。プロレスもまだ捨てたもんじゃないな。