またまたスターダム話←どんだけ好きなんやw

さてさてスターダムは引退した選手も含めると4人のいわゆる『蹴り使い』がいる。来月からは野良犬道場の夕陽選手1人になるのだけど。


プロレスはプロフェッショナルなレスリングと考えると根幹はレスリングなわけで。アマチュアレスリングは打撃禁止だし、古代オリンピアのレスリングも打撃があったという明確な痕跡はない。つまりレスリング自体には打撃は無い。


しかし力道山の時代から洋の東西問わず、プロレスでは打撃技はあった。空手チョップ、16文キック、延髄斬り然り。もちろん他にも多くの技があり、選手によって名称が変わる場合もあるため挙げればキリがない。
まぁ、つまりプロレスに於いて打撃技は反則でも何でもない。むしろプロレスの構成要素として、投げ技、極め技、固め技などとともに外せないものであるのは間違いない。


ただいつの頃からか打撃、特に空手でいう廻し蹴り(ソバットではない)を主体とする選手が増えてきた。前田日明や高田延彦などいわゆる『U系(UWF)』の選手が新日本プロレスとやりだしたあたりからかな?それくらいから、レガースをつけ、廻し蹴りを多く使う選手が増えたように思う。


もちろんレガースはスネや足の甲を守る意味合いがあるし、コスチュームは選手個人の自由。廻し蹴りも反則ではない。

だけど、正直見ていてつまらない。

ただ高田や前田は蹴りを多用したが、投げや極めといった他のレスリング要素もちゃんとできていた。橋本真也や永田、ジョシュ・バーネットもそう。
まあ、高田、前田、ジョシュは結局袂を分かったが。


とにかく蹴りを得意とする選手でもレスリング技術も優れていた。蹴り一辺倒ではなかった。

だがスターダムの蹴り使いの選手は試合を見ていると蹴り一辺倒。特にBY砲。ハッキリ言ってつまらん。
愛川選手は途中からタイガースープレックスホールドを使うようにはなったが、他にはフィッシャーマンくらいしか使わない。


得意技を使うのがダメなわけではない。柔道出身の小川直也選手のSTOも柔道の投げ要素があったし。

打撃は反則ではない。だけど裏を返せばそれってほとんど何でもありって事。
観客はそういうバラエティに富んだ試合を見たいわけで、蹴り一辺倒を見たいわけじゃない。それなら他の格闘技見るわ。

と、まあ、1プロレスファンとして思った。スターダムは両国以降見に行こう。