初めての日記だけど、プロフィール見たらわかると思うので自己紹介は省く。


世の中には天才と呼ばれる人がいる。頭脳明晰という意味に限らずスポーツ、芸能、芸術とあらゆるシーンにおいて、天才と呼ばれる人はいる。そう考えると世の中天才だらけじゃないかな?例えば芸能界では天才じゃない子役なんかいないような気がする。それほどまでに天才が安売りされているように思う。


まあ、天才という言葉はマスコミがインパクト与えるために付けているだけだから、本当の天才はそのうちの1割もいなんじゃないかな?イチローも天才と呼ばれるが、彼のドキュメンタリーや関連書を読むと天才というより秀才という方がしっくりくる。僕は天才は「何の努力もなしに常人以上の事ができる人」であり、秀才は「人並み以上の努力をして才能を高め、開花した人」だと思う。その定義だとやはりイチローは秀才だと思う。


20数年生きて来て僕は1人しか天才に出会ったことはない。高校時代、授業中寝て放課後も寝て、夜中も寝て…とひたすら寝ていた同級生がいた。にもかかわらず学校のテストは常に上位。「テストが簡単だったんじゃない?」と思うかもしれないが、僕の出身校は全国20番以内には入る進学校で同級生の半数は東大や京大か医学部。しかも全寮制なので、放課後勉強してれば誰か目撃者がいる。そんな状況で常に成績上位者に名を連ねることができるのは「天才」として片付けるしかない。



軽々に他者を天才という人はその人の人知れず努力している姿を知らないだけではないか?表面しか見ていないのに全てを知った気になり天才と呼ぶ人ほど愚かに見える者はいないように感じる。


たまたまこのブログを読んだ方はあまり軽々に人を天才と言わないのをお勧めする。



特にブログを書くつもりはなかったが、隆慶一郎の一夢庵風流記(「花の慶次」の原作)を読んでいたらなぜか急に何かを書きたくなった。入院中だから暇すぎる。