5月3日に家族を引き連れて行ってきました。
『高畑勲展』in福岡市美術館
約2年前に東京国立近代美術館で開催された『高畑勲展』が今、福岡で開催されるということに若干のタイムラグを感じながらも(笑)
もしかして福岡開催は予定になかったけどみんなの要望に応えての開催だったのかも?と思ったりもしながら閉館間際まで居座ってきました
👆美術館表側、奥に見えるポスターを拡大してみると
こうなります。
どうやら『高畑勲展』だけではなさそう。
👇入り口を通過してすぐ目に入る
パネルに入って一緒に写真が撮れるという👏
4月から社会人1年生の2人の子ども(大人)もしっかり記念撮影 パシャリ📸
会場は2階でした。
事前予約は済ませていたのでスムーズに進む事ができました。
そして👇会場の入り口すぐ手前にありました
これを借りないと来た意味ないですッ🤣
頼まれてもいないのに家族全員(私含め4人)に強制的に装着させていざ出発ーー😁
東京での鑑賞時にはとにかく人が多すぎて正直大きな展示物以外はあまり見えない状況でした
なので、逆に大志くんの音声ガイドに集中する事ができたのだけど今回はコロナの影響もあり1つ1つのブースで人が重なり合うことが全くなくて存分にその世界観に浸る事ができて、
「大志くんの音声ガイドが全て」
の世界観から
少し離れて鑑賞できました。
(大志民としては良かったのか?(笑))
スケッチや絵コンテ、また高畑勲さんのびっしりと書かれた計画書だったり筋書きだったり...
この文字が凄かったです。
丁寧に書いてある文字は全てがキッチリ揃っていて、一糸乱れぬ配列で👏
とにかく展示物を至近距離でしっかりじっくり観られる事が嬉しすぎました
ただ、東京開催時には展示してあったものが福岡では観られないものもあり
👆こちらのジオラマはありませんでした。
(大志くんは大きさの参考として...)
あと、実際の作業場が展示されていたブースはチームでやってる風ではなくて一人分の机しか展示されていなかったです
東京であのブースを観た時「まるで『なつぞら』
そのものじゃないかっ」ってワクワクしたのですがそれが再現されていなかったのはすごく惜しかったです
確かに鉛筆やノート、描き散らかした図面などなど...あれだけのごちゃごちゃを運ぶのはとても大変だろうし、スペースの縛りもあるだろうし...
仕方ない事ですね。
で、大志くんの音声ガイドを付けているのはうちの家族だけって...🤣
行かれる方は是非とも音声ガイドを参考にされてください。より理解が深まります
最後のブースは「かぐや姫」
(だいぶ端折った...)
まさに高畑勲さんのいのちを削って完成したともいえるこの作品の作画枚数の多さには圧倒されました。
何でスケッチみたいな画風なのだろうと素人の私は思っていたけれど、そこにはちゃんと理由があって観る人の記憶や想像力を呼び覚ますためのものだったのだと。
どこまでも観る側に立って作品作りをしてきた高畑勲さんの集大成の作品なのだなぁと
ほんの少し理解できたような気がしました。
このブースの出口には高畑勲さんの素敵な笑顔いっぱいの写真がドーンと貼ってあって
「素晴らしい人生だな〜」と改めて
拍手したい気持ちになりました👏
そして写真の下には愛用のストップウォッチが
2つ飾られていて
「時間を大事にしなさいね!!」
と言われているように感じました。
さてさて大志くんのガイドを聴いた家族の反応は...
「ガイドどうだった?」と私。
「まぁ、ガイドやから真面目に読むよね」
「ガイドってあんな感じやない?」
冷た〜い男性陣のお言葉よ
娘と言えば
「聴き取りやすかった👏」
「話すテンポも良かった〜👍」
さすが女子は違うわ
こういう事は聞かれずとも言おうね(笑)
さて、福岡にも緊急事態宣言が出されて5月12日から31日までは美術館が閉館されるという状況になっているのですが、『高畑勲展』に関してはその間の開催をどうするのか、ただ今検討中だそうです。行こうと思われている方は必ずホームページを確認してからお出かけ下さいませ🙋♀️