心地良い場所 5 | Don't let me down boy

Don't let me down boy

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「岡田さん…退職…一線を退く…て…」
「うん」

「パーティー…そんな大袈裟じゃ無いけど呼ばれて行ったんだ…」

「そしたら…岡田さん…おれの…こと…」

翔の声が泣いている
「『櫻井さん…』…て…」

「もう…小僧でも…君…でも…無いんだよ…さん…だよ…」
「まだまだな…俺に…」

「う…ん…」

「俺…言ったんだ…『さんなんて…』て…」

「う…ん…」

「そうしたら…『一人前の人に君は無い』て…笑ってくれて…」

「俺…嬉しかったけど…淋しかった…凄く…淋しかった…」
「う……ん…」

「…バカ…だな…薔子が泣く事無いんだよ…」

翔の手が優しく髪を撫でる

「う…ん…」

「まぁ…いいか…」
「え…っ?」驚いて顔を見る

「俺…うまく泣けない事があるんだ…だから…」

「…代わりに泣いてくれて…ありがとう…」

「しょ…う…」

「うん?」

「好き…大好き…」
「知ってるよ…だから隣りにいてくれるんだろ?」

「う…ん…」

「まだ、泣き足りない?」

「う………ん…」

「よし、泣け…俺の代わりに泣いてくれ」

「ま…た…ブサイ…ク…になる…よ…」
「いいよ…俺には可愛く見えるから」

「しょ…う…」

子供のように泣いて胸に顔を寄せる私の髪を優しい手が撫でる…

温かい体温と鼓動に包まれていつしか私は眠っていた