最新スターシップ理論(南善成著)

の読書感想

 

 

 この本は、アメリカドラマのスタートレック

USSエンタープライズのような銀河を航行する宇宙船の

原理を紹介するものである。

推進システムは2種類。

 

 ①高速の90%くらいまで加速する空間駆動推進機構と

②超空間航法(言わば、ワープ航法)しかも、旅行時間を、

短縮するための虚数時間の使用も含んでいる。

 

 私も円盤に興味があり、作ってやろうと、高校生の

ころから考えていた。

 高校時代に静電気を帯電させて、天秤棒でバランスさせた、

針金製の重量を減少させる実験をしたが、実は地面との間に

静電気による風が発生したので、その影響で

浮き上ったかもしれない。

 しかし、実験室のオゾン臭がひどくなり。

さすがに健康不安となり。研究は中止にした。

 

 物語のシンデレラのかぼちゃの馬車は円盤ではないかと、

空想したりした。

 

 前置きはこのくらいにして、本書の内容は、現在の

ロケットは、燃焼ガスを後方に噴射させその反動で、

推力を得る仕組みであるが。

 ①の空間駆動推進機構は昔の反重力推進に近い。

重力発生源を宇宙船の前方に置き、前方に引っ張られる力、

反重力発生源を宇宙船後方に置き後方から押される力。

でいえば後方から押される力に近い。

 

この本の理論の内容。

 

 アインシュタインの素の相対性理論では、

宇宙は停止していることを指示している。

 

 しかし、宇宙の観測によると、宇宙は膨張している。

(私は、我々の世界は、何万光年という広さもないと

考えている。つまり、その外は、

張りぼての幕と思っている。)

 

 圧倒的な周りの批判にさらされたアインシュタインは

素の相対性理論に宇宙項を作り追加した。そうして、

宇宙の膨張を追加したのだった。

 

 この宇宙項により、宇宙には、わけのわからない、エネルギーや物質の存在ができたのである。

 

 南先生の空間駆動推進派この宇宙項を元に、磁場を使って

宇宙船後方の空間を励起させ、空間をあたかも歪ませることで

半重力的な力を宇宙船全体に及ぼし、光速の99%まで

加速できる素晴らしい理論なのであるが、

 

”落ち”は磁場で空間を励起する方法が

無い事。

 

 それなのに、日本と英国で特許を取得している。

たぶん、

 特許審査員は、科学の能力が無いんではないだろうか。?

 

 この本では、量子理論と相対性理論の合作なので、

実は勉強になった。

 

 量子論では、私は、観測者問題と、不確定性原理が

一番大切であると感じている。

 

 電気通信大学の「磁石を金属に近づけるとどうなる」

に答える初めての厳密な量子理論が目に鱗であった

 詳細はネットの資料を見てください。

 

 重要なことは、磁力により量子論効果の確率が、

規則的に変動するというもの。

 

 この世の中では、量子効果はどこでも同じように

思っていたが、場所により、変化するとは、驚いた。

 

 電気通信大学では、磁場だが、

たぶん重力場でも電磁場でも量子効果は

変動すると思われる。

 

 量子効果を利用したマテリアルは、エサキダイオード、

量子コンピューター、フラッシュメモリー等がある。

 

 アメリカが墜落したUFOを回収していたら、

その機能部品は量子効果を利用したものが多いと思う。

原子レベルでひとつひとつ組み合わせて作ったもの。

 それを作るには、原子レベルの操作が可能な大量の

マイクロマシンが必要だと思う。しかも、組み立て場所の、

磁場とかの環境も重要。地球上では作れないのではないか。

 

 しかし、量子素子は様々なものが作れるはず。

 熱電対より、桁違いに効率の良い、熱発電素子。

電気を入れれば、γ線レーザーが出る素子。

そして、空間の性質を変化させる素子。

 

 不確定性原理から、アインシュタインも言っていたが、

宇宙が在るか無いかなんてありえない。

 

 私はマトリックスの映画のように、ただ、180度

逆だが、

 

 われわれの魂はふわふわとAという球体の中で

浮かんで居り。

 われわれの魂も球体でその中にはBという玉が

たくさんあり、

 Aという玉もYという球体の中の一つで、

それが、入れ子式にフラクタルが無限に続いている。

 

 で、魂の一部が地球上の肉体に入っている。

 

 もちろん、魂は、水爆などの数億度の熱ぐらいでは、

破壊されない。

 もし、この世が終末時期であったなら、

 

 原爆を作り日本の落としたことにより、

トルーマンやアインシュタインたちは数億年は苦しんで、

また、次の世界でも、同じように世の終末に

生まれてくるだろう。

 

 我々もこの時期に生まれることは、巡りあわせと、

役回りなのである。

 

 では、締めに、我々の魂のフワついている場所は、

 

 たぶん、太陽系で不思議な天体、高温なのに固体で

出来ていて、観測すれば高温のガスというかフレアを

吹き上げている太陽だと思う。

 

追加

 

 観測者問題は、全ての観測者の確率が無数に

重なっているのが、この宇宙の本質ではないかと思う。

(次回に持ち越します。)

 

以上