20年ごとに社殿を造り替える式年遷宮を迎える「伊勢神宮」(三重県伊勢市)内宮(ないくう)、外宮(げくう)では31日夜、初詣の参拝客が続々訪れ、赤々と燃える大かがり火の炎に身を寄せ、2013年の幕開けを待った。
内宮参道では、神宮林のアカマツなどの丸太が直径約5メートル、高さ約3メートルに組み上げられ、火が付けられた。かがり火で焼いた餅を食べると、無病息災で1年を過ごせるといわれ、長い棒の先に付けた金網で、餅を焼く参拝客の姿も多く見られた。
正月三が日の参拝客は、前年より約5万人多い57万3000人を見込んでいる。