写真は本文と関係ありません。
雨に濡れたアヤメが綺麗だったもんで。
それに、トイレネタが続いて(*)、ブログトップがちょっとアレになるのもどうかと思って。
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ここ東泉寺のご住職の母上(以下「K子さん」)のお住まいで、トイレのウォシュレットが故障した。
電源コードを挿しても本体の電源が入らないのだ。何度試してもダメ。
TOTOに電話して指示通りにいろいろ試してみたが、それでもダメ。
結局、点検修理を依頼することになった。
やってきた作業員さんは、ウォシュレットの機械部分のカバーを外して一言。「あーこれだ。」
見せてもらうと、配線の端子部分やプリント基盤の金属部分がサビだらけ。
「取り付けてからまだ2年も経っていないそうなんですが、どうして?」
「トイレ掃除に何を使っていますか?」
K子さんに訊いて洗剤を出してもらい、作業員さんに見せると、
「この洗剤は酸性ですね。それが揮発して機械の中に入り、金属部分が腐食したんです。しかも脱臭用ファンがついているから、揮発した酸の蒸気を機械の奥まで自分で取り込んでしまうんです。」
なんとまぁびっくり。きれい好きのK子さんがトイレの掃除をするたびに、ウォシュレットの金属部分をサビさせていたというわけだ。
そもそも私もK子さんも、便座の中にこんな複雑な電子機器が仕込まれていたなんて、全然知らなかった。
今回は、作業員さんが一つの部品を特定して交換してくれたので、とりあえず電源は入ったのだが、いつまた壊れても不思議はないという。
それに、コロナ禍のために電子機械はなかなか入手できないという。ガス給湯器なんかは何ヶ月も待たされるそうだ。寒い冬だったら致命的…。
「中性洗剤を使うと良いですよ。それから、洗剤を使ったら何度も水を流すんです。そうすればこういうことにはなりにくいですよ。」
便利で快適な機械だが、それだけに壊れやすく、扱いもデリケート。
掃除をするにしても、気を遣ってやらなくちゃならない、ということなのだ。
「使ったら、汚れが固まる前にすぐ掃除しちゃうのが一番ですよねぇ」
3人でお茶を飲みながら、意気投合した昼下がりだった。