最近私は、雨の日になると「洗車」をする。
よく晴れた日に、コイン洗車場などが混み合っているのを見かけるが、ああいうことはしない。
-----
そもそも、川崎の自宅で車もほとんど乗っていなかった頃は、洗車機を使うのも2,3年に一度くらいで、汚れ放題だった。
機械式駐車場の下段、つまり地下が駐車スペースなので、あまり汚れないし日にも曝されないから、気になるほど汚れることが少なかったというのは、確かにあると思う。
それに、世話になっているディーラーに定期点検(半年に一度)に出すと、車内外をきれいにして返してくれるので、それで充分だったというのもある。
ところが、木更津東泉寺に長逗留するようになり(過去記事参照)、直近では、父の没後実家に滞在する日が多く、さらに言えば四国・中国地方を車で彷徨った(過去記事&“未来”記事参照)のを筆頭に、とにかく車を使い、外に出しっぱなしということが大幅に増えた。
そうなると、車がどうしても汚れやすく、頻繁に乗る以上はきれいにしてやりたくもなる。
ところがあるとき、東泉寺の庫裡の前で、土砂降りの雨に打たれている愛車を見たときに、これは洗車機に入っているのと同じだな、と思った。
洗剤だのワックスだのは持っていないが、写真のようなハンドワイパー、というのだろうか、そういうのは昔から車載している。
雨が上がって水分が蒸発してしまうと、また土埃がついたりするし、そもそもワイパーが滑らかに動かない。
そこで、雨が降っている間か、降雨直後に、水分を落としてしまうことにした。
そんな話を、東泉寺の隣家(猫の写真の過去記事などあり)のMさんと話していたら、「ただ水分をぬぐうんじゃなくて、しっかりこすれば汚れも落ちるよね」と教えられた。
ちなみに、汚れ落ちをよくするために、年に1度か2度ぐらいは、洗車機でも充分なので、高級なコーティングをしておくと良い、という話も、これは別の人からだが、聞いた。
-----
そんなわけで、昨夜から今日の午前中にかけて降った久しぶりの大雨を奇貨として、ハンドワイパーでキュッキュッと、愛車の玉の肌(ただし傷多し)をこすって、すっかりきれいにしてやった。
まだ降り続けている雨の中だったから、すすぎも要らない。ワイパー自体も雨できれいに汚れが落ちた。
天の恵み、慈雨とはこのことではなかろうか。