おそらく銀杏だろう、すっかり葉が落ちた向こう岸の高木に、なにやらかなり明るい光が当たっている。
朝には湯気が陽光に輝いていた泉水は、穏やかな街灯に煌めく。
車のライトで、少しは湯気が見えるかな。
夕食を求めて彷徨(さまよ)う同類の群を避けて裏路地へ入ると、かなり暗いが、目が慣れてくると静かな彩りが息づいているのに気づく。
満月はまだだが、明るい月光が街灯と競って宿屋の軒を照らす。
どうせ誰も居はしないであろうと、熊野神社の境内へ足を踏み入れる。案の定、無人。
少しだけ紅葉が残っている。石灯籠を透かしてみると、こんな感じ。
狭い範囲の画角なら、このまま壁飾りにでもなりそう。
狭い歩道だが歩行者はいないので、あちこちの光るものを眺めながら、ぶらぶらと駅方面へ。
おそらく旧街道と思われる道も、この時間にはほとんどシャッターが降りている。
天下の箱根湯本駅前も、夜にはこれこの通り。
お腹は減っているが、一刻も早く湯船に戻りたいので、もうなんだか御飯なんて何でも良くなって、コンビニへ向かう。
途中、国道から一歩入った道に美味しそうなジェラート屋さんを発見。
こんな寒い夜にアイス? と一瞬思ったものの、先日娘が「冬のアイスは格別」と言っていたことを思い出して、メニューを眺める。
カボチャとナッツというのに目を惹かれ、その後、紹興酒に漬けた柿とゴマと豆乳、というのも気になり、可愛らしい店員さんと相談の末、ダブルでお願いした。
上がカボチャとナッツ。右に紹興酒漬けの柿と、下になっているのがゴマ豆乳。素敵に盛り付けられている。
ンマ~~~!
コンビニでおにぎりとカップラーメンとシュウマイを仕入れておいて、ふたたび宿の温泉へ。
夕食を終えた他の客が次々に入ってきては出ていくのを尻目に、3時間ほど入浴。
腰湯、肩まで、水を飲んで人肌のシャワーを浴び、座り込んでボーッとし、マッサージチェアを試し、また腰湯、肩まで……。
身体と心の芯までホカホカになって部屋に戻り、ジブリの映画を見ている家族の横で、カップ麺を啜った。
身体中の塩分が汗で出てしまったのだろう、普段は飲み干したりしない汁まですべてお腹に収まった。
さて、投稿も済んだし、明日もまた早朝からお風呂だから、もう寝ましょう。
おやすみなさい。













