先日採卵した受精卵の凍結結果を聞きに病院に行ってきました。


採卵した10個の卵のうち、培養2日目で7個の受精を確認できていましたが、最終的に5個胚盤胞になり凍結できていました。


顕微授精の4個と通常体外受精の1個。


結果を聞くと、顕微授精にしてもらっていてよかった〜と思いました。


グレードは3〜5のAA、AB、BAなど様々でしたが、見た目の判断にしかすぎないので、あまり気にしなくていいとドクターはおっしゃっていました。


エコーで卵巣の腫れも確認してOHSSなどの問題もなし。


凍結胚を獲得できたので、これからどうするか…


先延ばしにしていた問題に向き合わないといけないときがやってきました…


ドクターの一番の懸念は子宮腺筋症。

前回の死産にも影響したのではないかと言われています。。


手術を勧められているのですが、、

メリット、デメリットを聞いても何が最善なのかわからず…



夫や実家の両親にも相談していましたが…


夫は手術はしたほうがいい気はするけど、するのは私。
痛いのも辛いのも私なのだからと無理強いはできない。

両親はとにかく私の身体を心配。
無理に身体にメスを入れてまで頑張らなくても…
今ある卵ちゃんたちを信じて移植していくんじゃダメなの?と。


鍼灸の先生にも相談していました。

腺筋症でも出産されてる方はたくさんいるし、前回とは体調(体重や血液検査結果)も全く違うし、鍼灸でサポートもできる。
一度このまま移植してみてもいいんじゃないかと。。



採卵時に、ある程度凍結できたらやはり手術をする前に一度移植をしたいとドクターに伝えていました。

それでダメだったら手術を考える。


今回もそのように伝えたのですが…

Dr.:もちろん、移植をするという選択もある。
着床する位置によって育つか育たないかで、これは我々の手ではどうにもできません。
やってみないとわからない。
移植し続けてダメだったらまた…ってやっていっても、ダメだったときがもう辛いでしょ?

と言われ、流産・死産を思い出し涙が…

私:はい。手術も怖いけど、1番我が子を失うことが怖いです…大きくなった赤ちゃんを死産するのはもう耐えられません。。

Dr.:だよなぁ。。手術して移植したほうがそのリスクは少ないだろうと思う。

私:無理を承知でお聞きしますが、、もし妊娠できたとして、ある程度大きくなったときに、赤ちゃんが弱っているとわかったらすぐ出してあげるとか、例えば入院して管理するとかできないんですか?

Dr.:赤ちゃんが苦しいからすぐ出してあげることはできても、早く出したからといって必ず助かるとは言えない。出すのが早ければ早いほど、その後赤ちゃんが順調に育つかわからない。そっちを考えなければね。


そうだよねぇ…
赤ちゃんを産むことだけがゴールじゃないもんね。



MRIの画像をドクターとまじまじと見ました。
子宮前側と上部は綺麗な筋層。
後ろ側に巨大な腺筋症。
子宮内腔に近いとこより外側の筋層に腺筋症の膨らみがあるけど、子宮内にせり出して、かなり子宮内を圧迫していました。

Dr.:幸いなことに、子宮の正常な筋層はかなりあります。(MRI画像の腺筋症部分を指差し)手術をすることによってこの膨らみがなくなることで、子宮が正常な形に近くなり着床しやすくなるし、不育には効果があると考えています。

私:これ、子宮内ってかなり狭そう…赤ちゃん狭かったかな?

Dr.:狭いですし、この腺筋症部分は硬くて伸びないうえに血流が悪いので、この近くに胎盤ができてしまったら胎盤や赤ちゃんの血流にかなり影響します。
その結果、胎児発育不全になり早産や死産になる。

私:腺筋症をとったら血流とかは変わるんですか?

Dr.:腺筋症を取ることで子宮の正常な筋層の割合が増えるので、子宮全体の血流は良くなるんじゃないかと思います。
以前手術して無事出産された患者さんとかなり似たケースなんですが、〇〇さん(私)のほうが腺筋症の度合いは重度なんです。。
だから、手術の効果はあると思っています。


その他にも手術の手順や、手術をすることによって起こるリスクなど、時間をかけてとても丁寧に説明してくださいました。



ただ、子宮腺筋症の根治治療は今でも子宮全摘出。
妊孕性を温存して手術することはまだ症例が多いとはいえず、実施している病院も少ないのも事実。
でも手術によって妊娠、出産の可能性が上がることは報告されてきている。
うまくいった症例を参考に、少しでも妊娠の可能性を高めるために最近は増えてきている状況なのだと…


ほーーーお、、、
お話を聞いているうちに少し、手術をすることに気持ちが傾いてきました。

でも答えを出せずにいると、、

Dr.:どっちかというと移植したい気持ちが強いんだよね?

私:はい。死産してから漢方や鍼灸で体質改善にも取り組んでいます。まずは移植したいです。

Dr.:そうか。。じゃあまず、2〜3ヶ月生理を止めて、子宮(腺筋症)が小さくなれば移植をしましょう。

私:はい。生理を止めると小さくなることがあるんですか?

Dr.:生理は腺筋症や内膜症の進行に影響するので、小さくなることもあります。でも全く変わらないこともある。
小さくならなかったら、手術も考えなきゃいけないね。

私:はい。


この日はエコーで子宮の大きさを測定してもらい、リュープリンという注射をしました。
腺筋症の影響もあって今は通常よりひとまわり以上子宮は大きい状態です。


これから月に一度リュープリンの注射をしながら子宮を計測。

2〜3ヶ月後に子宮が小さくなっていれば移植。
変わらなければ手術という流れになりました。



トントン拍子とはいかないけど、自分でも納得した道筋が見えました。


手術することになれば、さらに半年は移植はできませんが…それが我が子に会う1番の近道なのだと信じて頑張っていくしかないです!