お久しぶりのブログですが、死産後の感情のネガティブな部分を書いています。
暗い、黒いと感じる表現があるかもしれません。
気分を害されたら申し訳ありません。


私は妊娠前からフットケアのお店に通っていました。
妊娠前というより、結婚前から。
もう5年以上は通っていました。

長年立ち仕事をしているので、足に負担がとてもかかります。

2ヶ月に一度は通って、爪のケアをしてもらったり、足の裏の角質をとってもらったりしていました。

担当の方はとても明るく気さくな方で、いつもいろいろおしゃべりをしながら、楽しい時間を過ごさせてもらっています。
不妊治療のこと、妊娠のこともお話していました。

私:産まれたら当分の間、通えなくなるのかなぁ。

担当者:そうですね、ご自宅でのケアもお伝えしますし、赤ちゃんも連れてきてもらって全然かまわないので!

なんて話したりもしていて。。



昨年5月に予約していたのですが…
ちょうど予約していた日に胎動を感じなくなり、朝一で病院を受診。
子宮内胎児死亡、即入院となりました。

もう、頭の中からフットケアの予約のことはすっかり抜けていて…

予約をすっぽかしたことに気付いたのは退院後、火葬も終えてしばらく経ってからでした。

すぐ連絡しなきゃと思いましたが、その時の私はとても他人と喋れる状態ではありませんでした…

正しい判断も何もできない、ただ息をしているだけの廃人のような状態。

ダメだと思いながら連絡できずそのままに…


8月の出産予定日を過ぎたころ、そのフットケアの担当の方からおハガキをいただきました。

「赤ちゃんとの生活はどうですか?毎日お世話で睡眠不足かと思いますが、かわいいbabyちゃんとの生活楽しんでください」

「赤ちゃん連れでも大歓迎です!落ち着いたらまたケアにいらしてください」

その時はあまりに辛く、最後まで読めませんでした。

後日、落ち着いたときに読み返しましたが、読んでいる最中から涙が止まりませんでした。

本当だったら、今まさにこんな状況だったのだと…
赤ちゃんのお世話で寝不足ながらも、幸せな日々を送っているはずだった。。


担当の方は死産のことを何も知らないので、全く悪気はないのは承知しています。

予約をすっぽかしたにもかかわらず、ご丁寧におハガキをくださり、また来てくださいとも言っていただいて、感謝しています。

そして出産予定日のことも覚えていてくださり、とても嬉しかったのも事実。

私と娘のことを知ってくれている人がいるのは嬉しいことでした。


でも、お手紙の内容と現実とのあまりにもの差を感じて辛過ぎた…

なんとかお返事を書き、現状報告とまた元気になったら通わせていただきたいとお伝えしました。



いまだに通えていないのですが、ぼちぼちお願いしたいなぁと思っていたところ、昨年末、担当の方からまたおハガキが。

「来月末から産休に入ります」という内容でした。

そっかぁ、妊娠されてたんだぁ…

何とも言えない感情でした。

全てのお客様へのお知らせなのでしょうが、、

心がズキっとしました…。


私はもともとそうですが、不妊治療をはじめてからも、友達や芸能人の妊娠・出産報告、赤ちゃんを見ること、会うこと、SNSにアップされる子どもの動画など、なんの嫌悪感も嫉妬も焦りもありませんでした。

なかなか子どもができなかった友人が妊娠したときはすごく嬉しかったし、もともと子ども好きなので、赤ちゃんとは触れ合いたいしずっと見ていられる。

キレイ事ではなく、本当に。
仲の良い友人にはメンタル強いな!と言われていました。


それは、ブログの初期ごろにも書きましたが、不妊治療をはじめたころは「絶対に子どもがほしい!!」という気持ちがそんなに強くはなかったからだと思います。

子宮内膜症で生理がつらすぎて限界を感じたとき、妊娠か手術を選ばなければならず、それならば妊娠を目指して不妊治療をしようということになりました。

「子どもを産んで育ててみたい」
そんなような気持ちでした。


不妊治療が始まってからもなぜか、私もいつか赤ちゃんを産めるという確信に近い思いがあったので、なんの焦りも感じていませんでした。


ただ、初めて流産を経験したときぐらいから気持ちが変化してきたように思います。

なんで、生まれる命、生まれない命があるの?
なんで私の赤ちゃんはいなくなっちゃったの?

死産してからは、とくに。

また赤ちゃんに会いたい!!
絶対に娘に会いたい!!
また赤ちゃんを産むんだ!!
という思いは消えません。。

娘と同じくらいに生まれた赤ちゃんを見ては、私も今頃あんなふうに娘を抱っこしているはずだったんだと涙が出るし、自分と全く関係のない芸能人の出産報告なんて別に聞きたくない…


その担当の方の産休報告も、素直に喜べない自分が情けなくなりました。

順調なんだろうな、いいな。
赤ちゃんは娘と同い年か。
娘を重ねてしまいそうで辛いな。
もうだいぶお腹大きいんだろうな。
今会っても笑顔でおめでとうなんて言えないかな。

つらい…
かなしい…
うらやましい…
見たくない…

とてもおめでたいことなのに、どうしてこんなふうに考えるようになっちゃったんだろう。。

元気な赤ちゃんを抱くまで、こんな思いにとらわれていくのかな…

それはそれで辛い。



結局その方とは産休前には会えずじまいになりそうですが、、

復帰されるころには、笑顔で赤ちゃんのお話を聞けるといいな。。

私も笑顔でまた赤ちゃんに会えてるといいな。。。