死産してしばらくは、どうやって生きていたのだろうと思えるくらい何も考えられず、ただただ時間が過ぎていくだけの日々を送っていました。


家から一歩も出られず、毎日骨壷を抱きしめて泣いてばかりの日々。


でも娘のことを思うたび、娘にまた会いたいと言う気持ちは日に日に強くなっていき、、、


死産から3ヶ月経った頃、次の妊娠に向けてやっと動こうと思えました。




次の妊娠を考えるのと同時に、また同じことになったら…という不安が拭えませんでした。


いろいろ検査した結果、死産の原因は特定できず不明。(不妊治療の病院のドクターは、子宮腺筋症を一番懸念しているようです)

でも絶対同じことは繰り返したくない!という気持ちから、このままじゃダメだと思い、何かできることから改善しなければ…と思うようになりました。




不妊治療を始めた頃から妊娠にいたるまで、私の身体は決して健康体とはいえるものではなかったと思います。


私の不妊の主な原因は、子宮内膜症(卵巣チョコレート嚢胞)や子宮腺筋症なのは間違いないのですが…それ以外にも肥満気味で、血液検査の数値も痩せれば改善されるだろうといわれるものばかりが高値だったり、血糖値の検査も正常値ギリギリだったりでした。


そのまま妊娠したことで、妊娠糖尿病にもなってしまったし、赤ちゃんにもだいぶ負担をかけたのではないかと思います。


娘から「ママ、身体を大切にして」と喝を入れられたようでした。


自分のことすら大事にできていない、本当に情けないママでした。



死産後、このままじゃダメ!何かを変えなければ!!と思い、生活習慣を見直し実践していることがあります。


まず、鍼灸。


死産後ようやく外に出られるようになり、心許せる友人と会えたとき、不妊治療を再開することを伝えました。すると、

「私が通ってる鍼灸院の先生に、〇〇のことちょっと話したんだ。本当、大きなお世話だったらごめん。」

と前置きがあり、丁寧に言葉を選びながら、

「失礼な言い方になっちゃったらごめんね。先生が言うにはね、不妊治療って自然に妊娠しにくいところに、医療の力で妊娠に持っていくわけだから、、やっぱお母さんの身体には何かしら相当無理をさせてるらしくてさ。まず、お母さんの身体を妊娠しやすい身体、妊娠に耐えられる身体にしないと、妊娠してもお母さんの身体にかなり負担をかけ続けちゃってるみたいで…」

私もそれはそうだと思っていたし、そのせいで赤ちゃんにも負担をかけていたと思います。

友人は極度の低血圧とアレルギー体質でその鍼灸院に通っているのですが、

「私が通ってるとこの先生、不妊治療向けの鍼灸もしてるみたい。今、〇〇が不妊治療再開するって気持ち聞いたから、、まずは身体を整えるって意味でも行ってみたらどうかと思ったんだ。大きなお世話だったら本当ごめん。〇〇が気になったらで大丈夫だから」

と。
とても親身に寄り添ってくれて、涙が止まりませんでした。


もちろん行く!と返事をし、鍼灸院を紹介してもらって通っています。


鍼灸の先生は、
「不妊治療に鍼灸がいいというのは病院の先生も認識されている方が多いです。都会の方では結構施術してくれるところもありますが、正直この辺の地域ではあまり浸透していないですね。」と。


自宅でできるお灸も教えてもらい、やっています。


自分でわかる効果としては、足のむくみがかなりスッキリし、冷えが解消されました。


体外受精のスケジュールに合わせて、鍼灸のスケジュールも組んでくださいます。




そして漢方薬。


これはダイエット目的ではじめました。


私はもともと太り気味で、標準体重をオーバーしていました。


体外受精の移植前に、ドクターや看護師さんからあと少しでも体重を落とそうねと言われていましたが、あまり達成できないままの移植となりました。


妊娠してつわりであまり食べられなくなり、吐き気や嘔吐もかなりあったので、妊娠中は体重が減っていきましたが、、


それでも、妊娠糖尿病になってしまい…


これから赤ちゃんがグングン大きくなるぞというときに、29週で子宮内胎児死亡。。


自分をたくさん責めました。

妊娠前にもっと体重を落とせていたら…

妊娠糖尿病にならなかったら…


知人に漢方で有名な病院を教えてもらい、行ってきました。(県外まで)

漢方で痩せると有名な病院でしたが、死産を経験してこれから不妊治療を再開すると伝えたところ、子宮や卵巣に効く漢方も一緒に処方してもらえました。

数種類の漢方がブレンドされた漢方茶(大きなティーバッグに乾燥した漢方がたくさん入っています)を毎日ことこと煎じて飲むのですが、私には効果てきめんだったようで、産後10kg以上の減量に成功しました。


そして、そこの病院のドクターは

「大丈夫、妊娠するよ!この漢方はね、子宮内の血流とか巡りが良くなるの。子宮内の環境を整えてくれるから。だから妊娠するの。妊娠したら電話して!」と。

お医者さんが簡単に妊娠するとか言っちゃダメでしょ、、と思いつつも、ドクターの力強い言葉にかなり勇気づけられました。

持病の子宮腺筋症や子宮内膜症にも少しでも効果があるといいなと思っています。


鍼灸の効果か、漢方茶の効果か、今まで生理痛がかなりひどく寝込むこともしょっちゅうでしたが、そこまでひどくなくなりました!

痛み止めは飲まないといけない日はありますが、鎮痛剤の量は妊娠前の半分以下ですんでいます。


そして不妊治療再開のため、2年ぶりに卵巣機能の指標となるAMHの検査もしました。

2年前、37歳のときの検査では1.4ほどでドクターから年齢の割に低いと言われていましたが、先月の検査では数値がほぼ倍増し、39歳の平均値を超えていました。


これも、鍼灸や漢方のおかげなのかな?




そして、食生活。


お菓子と小麦をなるべく控えています。
全くというわけではなく、たまには食べますが。。
これは漢方の病院の先生、鍼灸の先生両方に言われて実践しているのですが、毎日快調快便、胃のムカつきなども全くなくなりました。


それに小さい頃からアトピー体質で肌が乾燥して荒れやすいのですが、それもちょっと落ち着いてきています。


鍼灸の先生には、出産までお菓子や甘いものは禁止と言われていますが…(まだ妊娠すらしていないのに)
我慢しすぎもストレスになると思い、適度にサボりつつ意識はするようにしています。





妊娠を希望している方、不妊治療をしている方は当たり前に実践されている方もいらっしゃると思いますし、取り組むのが遅すぎるくらいだなと思いますが…


これも娘が気づかせてくれたこと。。

治療再開を決心したとたん、こういう流れになったのも娘が導いてくれたのかなと思っています。

本当にありがとう、◎ちゃん。。


今まで私は私自身の体に興味がなさすぎた。

自分を大切にできていない私が、娘の命を守れるわけがなかった。

本当に情けなく、娘に申し訳ない気持ちは尽きません。。





もちろん、これらに頼っているから大丈夫!!なんて過信してはいません。

あくまで何か生活を変えなきゃと思い、健康にもいいだろうとただはじめたことです。

でも娘を妊娠する前より体調は少しは良くなった実感はあります。

血液検査の数値もほぼ正常値になりました。




子宮腺筋症の手術も勧められてはいますが、効果が確実ではないし踏み切れない。


まずはこのまま、少し健康になった身体で移植に挑戦したいなと思っています。



◎ちゃん、お空から応援しててね。