2022年7月
※胎嚢・心拍確認後
前回の診察の前日に茶色のおりものくらいの出血があったが、そこからダラダラ出血っぽいものは続いていた。
血というより、おりものシートにベージュのシミが付く感じ。
日によって多い日、少ない日とあったが、毎日続いている。
ルティナスの影響と言われたので気にしないようにはしていたつもりだが、何だか落ち着かない。
そして前回から1週間後の8週の診察の日、この日の朝はベージュではなくピンクっぽいおりものが出ていた。
この日は採血があり、結果によってはルティナス膣剤とエストラーナテープが終了となるかもしれないと言われていた。
ルティナスをやめれば出血もおさまるかなと考えてた。
採血が終わり、結果が出る前にエコーがあった。
Dr.:あれから出血とかどうですか??
私:だらだら毎日ベージュのおりものが出続けてました。そして一昨日くらいからお腹がキューっとする痛みがあります。
Dr.:出血も腹痛も初期にはよくある症状だからね。じゃあ見ていきますよ。
エコーが入り、胎嚢が映し出された。
…あれ、、、とすぐ異変に気付いた。
前回は赤ちゃんの姿が映ると同時に、ピコピコ心拍が動いているのがすぐわかったのに、なんか動いてない…?角度の問題?赤ちゃんが大きくなったから見えづらいのかな…
ドクターもいろいろな角度から見ようとしてくれていた。
Dr.:うーん。先週まではエコーで見ても心臓パクパク動いてて元気だったんですがね、今日は動いてないですねぇ。
そして計測がはじまった。
ハートビート0。というドクターの声が聞こえた…。
…赤ちゃん、心臓とまっちゃったんだ。。
着替えて診察室で
Dr.:赤ちゃんの心拍が止まっていました。胎嚢26.2mm、赤ちゃんも12.7mmで先週より少し大きくなってるけどね、成長がとまっちゃったみたいです。
私:はい。。
Dr.:今回の診察だけではまだ流産とは確定できません。次回もう一度みて、そこで心拍確認できなければ、その日に日帰りの流産手術を受けてもらう流れになります。
初期の流産では染色体異常の可能性があるので、染色体検査についてお話させてもらうので、ご主人と一緒に来てください。
呆然としてしまい、何から考えればいいのかわからない。
看護師:ご主人さんと今、連絡とれますか?来週のはじめくらいでご主人さんとご都合の合う日を相談してみてください。
と言われ一旦診察室をあとにし、夫にすぐ電話。
経緯を説明しているうちに涙があふれてくる。
夫は冷静に受け止めていた。
日程を決め、看護師さんに伝えた。
診察室でもう一度ドクターからお話があったが、正直よく覚えていない。
涙が出てきて、看護師さんがすぐティッシュを差し出してくれた。
その後、別室で手術の説明を看護師さんから一通り聞いたあと、
看護師:〇〇さん、治療はじめてからいろいろあってずっと長く通ってらっしゃったからねぇ。やっとだったのにねぇ。
と涙ぐんでおられるのを見て、また涙があふれてきた。
私の涙がおさまるのをずっとうなずきながら待ってくださった。
優しいスタッフさんたちばかりだな、、
最後に、手術をするのに貧血の検査のため採血をしてこの日の診察は終了。
本当だったら、先週より大きくなった赤ちゃんの姿を見れていたはずなのに…
いつまでママのお腹で生きてくれていたの??
いつ心臓が止まっちゃったの??
何かのネットの記事で、早期流産の中でも心拍確認後の流産は5%というのを見た。
まさかその5%になるなんて。。
「妊娠おめでとうございます」という資料をもらった同じ部屋で「流産手術を受けられる方へ」という資料をもらう。
生と死、天国と地獄が混在する生殖医療現場。
受け止めるには時間がかかりそうだ。
ちょうど1年前の同じ日、この病院を初受診していた。
そして、判定日からちょうど1ヶ月。
妊娠8週、心拍停止。
約1週間後、流産手術予定。