八月から九月に月を跨ぐ形で三連休がありました。
しかし、そこで難題が‥‥‥青春18きっぷが残り二回分しかない。
とりあえず、初日だけ宿を抑えて出発する事にしました。
向かったのは岡山。
『やくも9号』が復刻国鉄色編成から運用が外れていました。当時の運用にを色々調べたところ、出雲市からの折り返しも予定と異なるスジのようでした。
初日の宿泊地は倉敷である為、先を急ぐ必要がありません。
気長に待つとしませう。
確実に岡山到着する事ない時間帯は分かっていましたので、昼食でもと考えていたら津山線ホームに急行色のキハ47が到着しました。
停車時間が長いのでじっくり見て参りませう。
外向きの展望席。
「乗りたい」という誘惑が‥‥
二つ目の停車駅までの往復なら復刻国鉄色『やくも』の岡山到着に間に合う事が分かりました。
ヨナヨナ
瓶ビールと岡山銘菓•倉敷銘菓の調布とむらすずめを調達しました。
瓶ビールを選択した理由はこちらです。
「シュポン!」
栓抜きの音は喉を震わせます。
快速の為、ディーゼルエンジンを唸らせて通過していきます。
金川で下車。
岡山行き到着の間に昼食です。
どこか懐かしい醤油ラーメン。
餃子も美味しく頂きました。
退店した時には満席になり、いかにも地元の方々に愛されているラーメン屋さんでした。
駅に戻った時傘忘れた事に気付きました。
翌日岡山の天気予報は雨の為持参しましたが、手元に傘がないので降ってきたら新たに調達する事になりました。
食後の丁度ええ時に来ました。
岡山に戻って来た後、まだ時間があったので岡山駅前の金券屋を一巡して二回残りの青春18を入手しました。
一回残りは流石に完売でしたので、もう一回も9月10日迄に使う事にしました。実際、使用期限最終日の9月10日に使いました。
ついに御対面!
一時はもう二度と会えぬと思っていた旧国鉄特急色。
再び出雲市に向かって出発しました。
そして、その後には直流電機標準色のEF65も入線。
そこから言うてる間も無く湘南色115系も到着しました。
短時間で旧国鉄色パラダイスとなりました。
続いて復刻スーパーやくも色も到着。
カッチョええパノラマ型グリーン車。
後方を撮影すべく振り向くと、忘れていた傘を発見。
記念すべき再開です。
「781系みたいな髭」
こちらの塗装を初めて見た時の第一印象です。
テールライトを外してタイフォンとヘッドライトとトレインマークを繋ぎ、乗務員用扉の手前で斜めに切っているのが旧国鉄色781系を彷彿させられます。
この日は先述通り倉敷で一泊しました。
青春18も調達できたので三日目も青春18旅が続けられます。
ホテルの朝食バイキングは50分間の時間制限です。
朝から嬉しいインドカレー。辛さで目覚めスッキリです。
倉敷カレーもあり、カレーづくしで一日のスタートです。
黙々と50分間食い続けました。
チェックアウト後は伯備線乗車です。
方国は人名が由来の駅名です。
駅名になるくらいですから、よっぽどお偉い方であったかと思います。
新見で米子行きに乗り換え。
伯備線は大部分が川沿いに敷設された路線です。
南側は高梁川、北側は石見川です。
車窓を見過ごしていれば川が変わった事にも気付きなさそうです。
高梁川は河口が瀬戸内海、石見川は河口が日本海、流れる方向が逆です。伯備線沿線の近くに分水嶺があるという事になります。
伯耆大山から山陰本線に入り、最後の国鉄電機EF64 1000との御対面。
米子での乗り換え待ちの間に、『やくも9号』が予定通り復刻国鉄色運用で発着しました。
米子から一駅先の安来からは島根県です。
そして、東松江。南海加太さかな線〔加太線〕の同一駅名を思い出します。
松江下車後は松江市交バスで畑電松江しんじ湖温泉駅前へ。畑電の発車待ちの間に足湯に浸かる事にしました。
元京王車に乗車です。
悪天候ですが、宍道湖沿いの車窓を堪能できました。
この日の目的地はここです。
冷水機で名高いペンギン印のホシザキグループが運営する『ペンギンミュージアム』です。
ペンギンについて分かりやすい展示です。
多くの方々にペンギンについて知って頂けると喜ばしいです。
皇帝ペンギンでも相当でかいですが、古代にはもっと巨大なペンギンが居ました。
先代のペンギン愛が伝わるコレクションの数々です。
ホシザキペンギン印付きの自社オリジナルグッズもありました。販売して頂きたいです。
ゴルフボールには冷水機・製氷機でお馴染みのペンギン印です。
こちらは、実際飲食店でお目に掛かったホシザキペンギンさんです。
下の表記が色々と異なります。
展示会場に話を戻し、椅子に腰掛けてる大きなペンギンさん。
抱き締めたい欲望を何とか抑えてました。
可愛いペンギングッズに囲まれて興奮が収まりませんでした。
二回テラスからは宍道湖、奥には大山も見えました。
駅への移動中は運良く雨が上がり、再び元京王車で帰ります。
雨の宍道湖も風情があります。
松江しんじ湖温泉のホテルにチェックインし、晩飯タイムです。
中華料理店の『爸爸厨房』入り、まずは紹興酒を炭酸割りした『ドラゴンハイボール』です。
程良い辛さの坦々麺です。
二夜連続で餃子です。
連休の特権のニンニク祭りです。
翌朝、宍道湖の展望席でホテルの朝食バイキング。
小振りですが、ノドグロがありました。
蜆御飯・蜆味噌汁も宍道湖名産の蜆を朝から味わえました。
やはり、宍道湖で行われている漁は蜆漁でしょうか。
蜆漁と信じ込んでおきます。
実はこちらのホテル二年前に宿泊しております。
その時も出雲蕎麦がありました。
二年前の事は記事にしておりませんが、後々記事として投稿しようと思っています。
チェックアウト後は歩いて宍道湖大橋を渡り、JR松江駅に向かいました。
因み二年前は晴天で、宍道湖に沈む夕陽が見られました。
昔ながら字体です。
キハ47の試運転がDE10に牽引されて来ました。
ええもんが見れました。
新見行き乗り、山陰本線ともお別れです。
伯備線に入り、大山が近くに見えてきました。
単線の為、交換・追い越しで長時間停車の駅も多いです。撮影タイムであり、飲料調達タイムでもあります。
松江で購入した吾座衛門鮓と地酒で昼食です。
新快速乗り換え、旅の終わりを感じてきました。
「家に帰るまでが遠足です」
小学校の恩師に怒られそうです。
須磨海釣り公園が解体作業が二日前より進んでいました。
この三日間悪天候が続きましたが、屋外・車外に居た時は一度も雨が降らず傘を差す必要はありませんでした。
岡山駅内で一回忘れた傘がてるてる坊主代わりになってくれたかも知れません。