たかいたかーい
(これは焼き立てを出した直後なので、高さがあるのですが)
以前は生地があふれ出てしまうため、出せなかった高さも
生地に弾力をつけることで出せるようになり、
しかし今度は高さが出ると、味が気になるようになり、
見た目はまだまだわるく、切り口の断面のキメも実物はいいとして、写真に撮ればアラが目立つ。
毎回一つずつ、条件を変えて試行錯誤している。
材料・分量・作り方・道具などのうち、「どれが作用したのか」原因と結果がわかるようにするため。
「これ、本当に自分が作ったのか・・・?」と信じられないくらいうまい時もあれば、
また別な試し方をすると、同じ材料であっても分量が変われば風味も舌触りも変化する。まるで別物になる。
上手くなればなる程、
出来てない所が見えるようになってきて、
また最初からやり直しだと思う。
今までのは何だったんだ。
20年以上、何を作ってきたんだろう。
フルモデル・チェンジ。
今までのはシフォンじゃないとすら感じる。
昔は「ケーキ屋さん」になりたかった時も、あった。
ここまで上手くなるとは思ってなかった。
こんなに上達すると、揺れ動いたりもしたけど、
でもやはり。
自分の気持ちを確認しに行った。
「シフォン・ケーキ・お菓子作り」は「あくまでも趣味」であって、
他にやるべきことをやり、
他にやりたいことがある。
ここまで向き合って突き詰めたから、
一歩ずつ、心が決まった。
人生一度きりだし。
いきて、しんだらおわり。
ケーキはシフォンのなかでも、特にプレーンだけ、このまま趣味として極め続ければいいと思う。あとのお菓子は自由に作ろうと思う。
一生、世界で一番
素直にやりたいことをやろう
そう、たった一つの言葉で大違いだ。
だから言葉は大切なんだ。
すべてはイメージから作られるのだから
世界は言葉で出来ているんだ。

