
今は基本、ほとんどメイクをしません。
必要性に迫られない限り、ほぼすっぴんです。
メイク道具をかなり少なく、整理しました。
(写真は自分で組み合わせたオリジナル・パレットの一部です。)
メイクアップアーティストのメイク道具のように、
(絵具パレットみたいに)一面にひらいて、
一発で使える、一目瞭然にしたいのです。
そういうのがすきなんです。
昔は、この量の何倍も大量に持っていました。
「メイクはアートだ、顔がキャンバスなんだ」と考えていて、
メイクアップアーティストになりたかった、
と思ったこともありました。
おもえば、
「化粧?なにそれ?どうするの?なにからすればいいの?」
となにがなんだかわからない、
魅力もしらない、できればしたくない、
という意識が低めのところからのスタートだったわし。
「ザ・アート・オブ・メイクアップ」という
高い洋書の本を一番最初に買って、持っていて、
繰り返し読み込みました。
(当時はよく洋書や高いデザイン本を見たり買ったりしていた。)
作者は今でも一番だいすきな、
最も優秀だと思っているケヴィン・オークインです。
世界最高のトップアーティストの中でも、
ずばぬけたセンスの持ち主の、
天才メイクアップアーティストなんです。
本で独学でしたが、今でもたくさん覚えています。
ビフォー・アフターの変身のギャップに驚いたのも。
人はここまで、こんなに変われるんだ、という事も。
パーツごとに、洗練された印象に仕上げるには、
どう組み合わせるのか。
一番面白かったのが、実験のように、
1、目と口をシンプルにした場合
2、目を濃く、口をシンプルにした場合
3、目をシンプルに、口を濃くした場合
4、目と口を濃くした場合
(どれが一番おしゃれでしょう。)
のカラー・チャートが写真で図解されて、
ひと目で誰にでも理解できるようになっているんです。
あれにはインパクトを受け、脳裏に焼き付いています。
ああいうわかりやすい物を作るなんて、すごいです。
はじめての影響として知れたのはラッキーな出逢いでした。
感性に相当な刺激をもたらしました。
(ケヴィンさんは、資生堂のインウイという、
格好いいシリーズをプロデュースしていた。
クールでハイセンスで、上質です。)
そして当時の自分は道具も本も研究しまくって、
片っぱしから試しまくって買い漁り、
練習し友達にもほどこしてあげ、
以前は舞台美術用のドーラン・メークも持っていました。
(こだわりだすと、凝り性なのです。)
自分にとっては、お絵かきの延長のようなものです。
やはり型にはまると、つまらない。
(能面のような、ぬりえのようではいけません。
仮面やお面ではないのですからね。)
型破りの形にはまってしまうと、それもまたパターン化してしまうし。
自由で自然で綺麗でないと、
面白くないのです。