◆ひたすらありふれた単なるチェ-ン系の店なのだが、自分が好きなラ-メン屋に「喜多方ラ-メン坂内/小法師」と「魁力屋」がある。
前者はかつての職場の隣駅にあり、午後半休の日とかは退勤後にここでちょいと遅めの昼食を摂り、それから銀座&日本橋への買い物に出向いたものである。自分が食べていたのは、メニュ-の中でも一番安い単なる「喜多方ラ-メン」。劇的に美味しいっ!‥‥というのとは違う。さっばり系の、割と平凡な味。ところが食べてて飽きが来ないし、後味も良いんだな。更には値段も安い。あと、これはひょっとしたら「職場隣駅の店がたまたま」だったのかもしれないが、何気に餃子が美味しかった。ここの餃子って全く騒がれないが、自分的には密かにこれがベストワン餃子でもある。
さて、後者の「魁力屋」だが、京都系のラ-メン屋。自分の地元近辺ではあまり見かけないので「頻繁に活用」というわけにはいかないのだが、これなんかもかつての職場の隣駅にあった。やはり午後半休の日とかに退勤後にここで昼食を摂ったものである。先の「喜多方ラ-メン坂内/小法師」の醤油ラ-メンはまるで癖のないあっさり味だが、こちらは背油醤油系の独特な味で中毒性がある。先程ある方のブログを見ていたところ、埼玉県久喜市のショッピング・モ-ル内のフ-ドコ-トに「魁力屋」がオ-プンしたので、そこで食事をした‥‥との記事が書かれていたので、読んでてついつい懐かしくなってしまった。そういえば職場を定年よりも遥か前に退職して以来、自分は「魁力屋」のラ-メンって食べてないな‥‥。最後に食べたのは、まだ退職する前だった。なお、これまで「魁力屋」に入ったことがなく「初めて」という方には、まずは一番オ-ソドックスかつ値段的にも一番安い「特製醤油ラ-メン」を薦めたい。前述のように中毒性があり、ちょいと癖になる味である。
◆図書館から借りていた数冊の本も全て読了したので、取り敢えず自宅にある所有本の再読をしている。現在再読中なのは『カ-/黒死荘の殺人』(創元推理文庫)。
ディクスン・カ-が1934年に「カ-タ-・ディクスン」名義で発表した作品(おおお、今から90年も昔の作品か!)。この作品、自分の初読は1981年(=高校3年)の夏休みに購入した早川文庫版だったが、そちらは現在では既に絶版。この創元推理文庫版は数年前に出た「新訳での再発」である。この『黒死荘の殺人』は、熱狂的なカ-愛好家の自分からすると「取り敢えずカ-作品のベスト5には入るが、しかしベスト3には確実に入らない」という微妙な位置付けの作品。内容の大半を忘れてしまっているので読んでて実に新鮮味はあるのだが、ただ‥‥あれれ?新訳の割にはちょっと読みづらい気がする。
◆9月5日(木)の自宅音楽鑑賞。
↓CD。単売CDでも所有しているが、その後に出た海外盤BOXセットを使う。このBOXセットの中から、この日はブルックナ-第5を。
↓CD。1990年代に出た最初のOIBPリマスタ-盤たる「カラヤン・ゴ-ルド」でも所有しているが、この日に使ったのはその後に出たHQリマスタ-盤。
↓レコ。CDやSACDでも持っているものだが、敢えてLPレコを使う。2ヵ月くらい前に中古レコで購入したもの。3日(火)にはこのレコで第2楽章+第3楽章+第4楽章を聴いたが、この日は第3楽章+第4楽章を。
◆以下の文章はかなりマニアックな内容なので、興味のない方はスル-してください。
1980年代にマゼ-ル&VPOはマ-ラ-交響曲全集を録音した(SONY)。
(発売年ではなく)録音年で並べると以下の通り。
1982年 第5、第6
1983年 第2、第4
1984年 第7、第9
1985年 第1、第3
1989年 第8
自分の曖昧な記憶では第5は1981年録音かと思っていたのだが、どうやら1982年が正しいようだ。
さて、この1980年代というのは「CDが登場してレコに替わるものとなった」過度期である。
というわけで自分が知りたいのは、このマゼ-ル&VPOのマ-ラ-交響曲全集では「どこまでが『LPレコでも』出ていたのか?」なのである。
ちなみに1980年代に於いては「1987年」というのが重要な年。
確か1987年に「CDの売り上げがレコを逆転した」はずである。
つまりレコからCDへの本格的な移行が起こった年だ。
なるほど、そういえば自分も生涯初のCDプレ-ヤ-購入は「1987年の」3月だった。
という事は、1985年録音の第1や第3まではレコでも出ていたって事なのかな?
で、これは何年の事だったかは忘れたが、SONYが「今後の国内盤新譜発売はCDのみとし、国内盤レコはもう出さない」と宣言。
これは大変だ。
当時のSONYには、例えば「松田聖子」というドル箱的存在の歌手がいたわけだが、これからは松田聖子もCDでなければ聴けないという事になるわけだな。
この「SONY宣言」が何年の事かは覚えていないのだが、実際その後はSONYから国内盤新譜レコは出なくなったはずである。
ただ、1987年4月発売だった『松田聖子/ストロべリ-・タイム』(=結婚後の松田聖子の復帰第1弾シングル)を自分は当時シングル・レコで購入しているので(この曲は大好きだった!)、この「SONY宣言」は1987年4月よりも後の事だと思う。
ただし欧米ではCDへの移行が日本に比べて遅れていたため、海外盤レコに於いてはまだ新譜が出ていた。
さて、なんと自分は1980年~1986年の時期ってクラシック音楽というものから殆ど離れていたため(クラシック・レコを年に1枚聴くか聴かないか?‥‥といったレベル)、この時期に出たマゼ-ル&VPOのマ-ラ-全集に関しては「そういえばそんなものが出ていたな‥‥」程度の記憶しかない。
そして、たぶんこれって、あまり売れなかったと思うんだよな‥‥(笑)。
当然の事だが「あまり売れなかったもの」となると、中古レコ市場にもあまり出て来ないという事になる。
先程の「録音順一覧」に基づいて考えてみると、まず、第6の国内盤LPレコは間違いなく出ている。
1982年録音という事なので、この時期は「確実にCDとLPレコの両方が並行して出ていた」時期だろう。
ていうか、全くのCD最初期の頃なので、下手すりゃ「レコでは出たが、CDでは出ていない」なんて事態が起こっていたかもしれない。
そして何より第6の国内盤レコを、自分は最近「中古で」入手しているのである。
実際に持っているのである。
これまでも何度か添付した事がありますが、これですね。
しかし第6の「海外盤」レコは中古レコ屋で見掛けたことがない。
果たして海外盤のジャケットは、この国内盤と同じなんだろか?
さて、話が飛ぶが、一番新しい1989年録音の第8は、少なくとも国内盤レコは出ていなかったはずである。
つまり国内盤に関して言えば、第8は間違いなくCDのみの発売。
ちなみにそのCDは1990年の秋に発売された。
ただ、どこかの中古レコ屋で、恐ろしく高値の付いた「第8の海外盤の中古レコ」は見掛けた記憶がある。
ネットからお借りした画像だが、これです。
レコだと海外盤でしか発売されず、出回った枚数も極めて少ないレア盤のためか、かなりの高額中古価格が付いていた。
問題はそれ以前の1983年~1985年に発売されている残りの6曲である。
この6曲の中で、第1と第4を自分は1990年代に海外盤中古レコで入手している。よって、第1と第4は海外輸入盤レコでは確実に存在しているわけだが、しかし国内盤レコでは果たしてどうだったのか?
少なくとも第1と第4の国内盤レコは、中古レコ屋で見掛けたことがない。
第2、第3、第7、第9に関しては、自分はレコでは未所有なのだが、第3と第7と第9は昨年&今年で中古レコ屋で海外盤レコを見掛けている(ただし自分には手が出ないような高値が付けられていた)。
これが第3。
画像はやはりネットからお借りしました。
これが第7。
やはり画像はネットからお借りしました。
これが第9。
これまた画像はネットからお借りしました。
第2は最近では見掛けていないが、1990年代にやはり中古レコ屋で海外盤を見掛けている。
これまた画像はネットからお借りしました。
ちなみに1990年代の頃って、今とは違って大半の中古レコの価格は高騰していなかったので、値段は安かった。
う~む‥‥あの頃に買っておけばな‥‥。
以上より、このマゼ-ル&VPOのマ-ラ-交響曲全集(SONY)のレコ発売状況を整理すると、
◎海外盤レコ⇒第1、第2、第3、第4、第7、第9は確実に存在する。そして一番最後に出た第8は中古レコ屋で見掛けたような気がするし、ネットで調べても存在しているようである。第5、第6も出てはいるのだろうが、しかし海外盤レコでは自分は見かけたことがない。
◎国内盤レコ⇒第5、第6は確実に存在する。ただ、第5の国内盤レコはどうもこれらしいのだが、これを自分は中古レコ屋で見かけたことがない。画像はネットからお借りしました。
第8の国内盤レコは確実に存在しない。他の第1、第2、第3、第4、第7、第9は不明だが、第2の国内盤は「帯付き状態のもの」の画像をネットにて見掛けた事があるので、存在するのであろう。これですね。
他はどうなのかな?
このマゼ-ル&VPOのマ-ラ-交響曲全集って、実は自分はCDとSACDでは所有しているのだが、ちょいと「わけあり」でLPレコでも欲しいのである。
蒐集対象なのである。
ただ、前述のように海外盤だとかなりの高値が付けられているため、自分としては高値が付いていない国内盤レコで欲しいのだな。
というわけで「そもそも国内盤レコが存在するのかどうか?」が問題なのである。
「元々存在しないもの」は幾ら中古レコ屋を探し回っても見つかるはずがないので。