◆先週あたりからフジテレビにて、昔放送していた「三谷幸喜脚本のクリスティ-作品のTVドラマ」を、昼間に再放送してますね。

要はクリスティ-作品を元に、舞台を日本に移し、ポアロではなく日本人名探偵・勝呂氏が事件を解決する‥‥といったアレンジもの。

名探偵・勝呂氏を演じているのは野村萬斎なんですが(狂言役者の人でしたっけ?)、一般的には「演技がなんか大袈裟でわざとらしい」「あの独特な喋り方が嫌だ」という批判が出そうだな‥‥という気はしました。

しかし自分なんかは「あれはあれでいいのでは?」と思っているんですけどね。

むしろ面白く感じます。

本放送時代に観たのは2021年3月放送の第3作目『死との約束』だけなんですが、それ以前に放送された『オリエント急行』と『黒井戸殺し(=アクロイド殺し)』は見逃していたため、このたびの再放送は実にありがたい!

正直なところ「舞台を日本に移して‥‥」の形が成功するかどうかは不安ではありました。

本放送で観た第3作目の『死との約束』なんかは、内容的に考えて「取り敢えず大丈夫。舞台が日本でも全く問題なし」だと思いました。

やはり三谷幸喜の脚本が優れているんですかね?

ただ、果たして『オリエント急行』あたりでも大丈夫なんだろか?

というわけで、ちょいと恐る恐る観ていた感じ。

「録画したもの」で、まだ『オリエント急行』の前編しか観ていませんけど、いやはや、これが予想していた以上に面白かったですよ。

クリスティ-作品って原作で読むと、自分なんかはポアロの事情聴取のシ-ンで結構退屈してしまうんですけど、この野村萬斎版だと不思議と退屈せず、むしろ面白く感じられる。

てことは、これはやはり野村萬斎が巧いからなのかな?‥‥なんて思ってしまいました。

いずれにしても自分としては、このTVドラマ版、かなり面白く感じられます。

『オリエント』の後編、更には本日3日(火)に前編が再放送されている『黒井戸殺し』(注・録画している)も楽しみだな~。

どうも最近のミステリTVドラマって、自分としてはピンと来ないものが多いので、この再放送は実に嬉しい。

「こういうものが観たかったんだよな‥‥」って感じ。

 

◆9月3日(火)の自宅音楽鑑賞。

 

↓レコ。昨日2日(月)の中古レコ屋巡りにて、「お茶の水/D/クラシック館」で500円で入手したもの。早速聴いてみたところ、「音飛び」は皆無で「ぷちぷちノイズ」も殆ど目立たなかった。いい買い物だったな。旧ソ連の「メロディア」の録音だが、西側とは違った独特な音質‥‥という印象を受ける。演奏面では第3の第1楽章が凄かったので期待して聴き続けていたところ、その第3の最終楽章たる第3楽章は逆に不出来だった。

 

 

↓CD。前回はこのBOXセットからブルックナ-第9を聴いたが、この日はブルックナ-第6を。

 

 

↓CD。オリジナル・モノ盤ではなく、ブライトクランク盤CDを使う。