◆ジョン・ブラックバ-ンという作家がおりましてね。1970年代前半辺りでは創元推理文庫から幾つかの作品が出ていた。当時の自分は小学校3年だか4年生の頃なので実に曖昧な記憶なのですが、『小人たちが怖いので』『リマから来た男』『薔薇の環』なんてタイトルの作品が出ていたんじゃなかったかな?当時の創元推理文庫の分類マ-クでは「猫マ-ク」だったので、スリラ-&サスペンス系という事なんだろう。ところがその後は絶版になってしまい、確か復刊もされなかったんじゃなかったかな?
さて、ブラックバ-ンという作家の作品って、一体どんなもんなんだろうか?自分としては1冊も読んだ事がないため、何とも判断がつきかねるわけだが、とにかく創元推理文庫から出ていた数冊は全て絶版なので、読みたくても読めない。しかしネットの図書館検索機能を使ってみたところ、マニアックなミステリを出している出版社からその後に翻訳されたものが地元の図書館にはあった。取り敢えず借りてみたのだが、このところ他に図書館から借りた本をあれこれ読んでいた関係で、現時点では未読。ただ、その「借りた他の本」も全て読み終えたので、では、いよいよブラックバ-ンに取り掛かりますかね。
◆自分が中古レコ屋巡りをする場合、基本は「お茶の水/D/クラシック館」「神保町/D」「秋葉原/R」がメイン。時には「新宿/D/クラシック館」に「遠征」したりもしますけど、時間と交通費がかかるため、それはあくまで「時には」という事になります。
さて、以前のブログでも書きました通り、中古レコ屋巡りとか古書店巡りでは、それに付随して「飲食店に立ち寄る」という楽しみもあります。「そもそも飲食店に立ち寄るようなお金があるのなら、そのお金で少しでも多くの中古レコを買った方が良いのでは?」という声が聞こえてきそうですし、それも確かに真っ当な御意見なのですが、まあ、今の自分が都心に出向くのは月にほんの数回。たまにはちょろりと贅沢を‥‥と考えて、その辺は気にしないようにしています。
さて、その飲食店問題については以前のブログでも書いた通り。自分の理想としては(1)自分の立ち寄る中古レコ屋界隈もしくはその近隣の飲食店。(2)値段が安い。そして(3)TVドラマ『孤独のグルメ』で井之頭五郎さんが立ち寄るようなタイプの店‥‥という感じ。ただ、最近って都心ではチェ-ン系の飲食店ばかりになってしまい、昔ながらの個人経営の飲食店ってどんどん減って来てますよね。言い換えると「井之頭五郎さんが立ち寄るような店」がどんどん無くなっているという事になります。少なくとも「1980年代に比べたら」激減していると思います。ひと昔前までは自分も「昔ながらの個人経営の飲食店」を積極的に探し回っていたものでしたが、最近では面倒になって、もうチェ-ン系の飲食店ばかりを使っている次第。
で、今回ちょいと取り上げたいのは「鰻」なんですな。
突如として唐突に「鰻」です(笑)。
鰻といえば昔から高額の贅沢品でしたけど、なんかここ数年で価格は更に上昇しております。有職有収入時代には自分も東麻布の某老舗店とか南千住の某老舗店とか小石川の某老舗店とか神田の某老舗店‥‥‥等にあれこれ「遠征」していたもんですが、無職無収入4年目の今では、そんな高級老舗店なんて値段的にとてもじゃないけど入れません。それこそ「そんな店に入って高額出費をするくらいなら、そのお金を中古レコ買いに回した方が‥‥」なんですよ。というわけで、今となっては「味はそこそこでもいいから、何とかお値段お安めで食べられる鰻屋さんは無いものか?」と思っているわけです。聞くところによれば、最近ではあちこちに店舗を急拡大している「鰻の成瀬」とやらが「お値段お安めだけど、味は結構良くて、ボリュ-ム的にも充分」なんて好評みたいですね(注・他の信用出来る方々の食べ歩きブログで確認済み)。ちなみに「鰻の成瀬」は自分の地元にもあります。ただ、自分の地元の「鰻の成瀬」を外からちょいと覗いた感じでは、店内が狭くて窮屈そうなんですよ。う~む‥‥あれではちょっと入るのは躊躇されてしまう。
そんな時に、ネット記事で見掛けたのですが、最近ではファミレス等のチェ-ン系の店でも鰻を扱っており、それが意外に好評らしい。おやおや、そうなんですか?ファミレスの鰻が?
というわけで、8月には某和食ファミレス2種+洋食ファミレス1種の計3種のファミレスで、試しに「鰻重」とか「鰻御膳」を食べてみました。勿論「きちんとした老舗鰻屋さん」に及ばないのは重々承知しているのですが、何よりお値段お安めなのが魅力。この値段でこの味ならばいいんじゃない?‥‥なんて思ったりしたもんです。
というわけで、最近も相変わらずファミレス等のチェ-ン系に入ってばかり。当初の目的たる「井之頭五郎さんが入るような飲食店」開拓は依然として進んでおりません。まあ、最近は猛暑の影響で中古レコ屋巡り自体が少なくなっているのですが、もうちょっと涼しくなったら、本格的に「中古レコ屋巡り+それに伴う飲食店探し」を再開したいと思っています。
◆8月31日(土)の自宅音楽鑑賞。
この日はCDやSACDではなく、LPレコのみ。
↓レコ。8月に「秋葉原/R」にて中古レコで入手したもの。3枚組780円だったが、盤のコンディションは全く問題なく美品レベル。内容的には歌手陣がとにかく凄い。
それにしても「限定盤」って事もあるが、当時のキング・レコ-ドって、よくこういう台詞で購入を煽っていたものである。
↓帯の右下に注目。「お早めにどうぞ!」だそうです(笑)。
しかし「限定盤」と謳いつつ、一年もすると、また再発されるんだよな(笑)。
↓レコ。「お茶の水/D/クラシック館」にて500円だか600円で入手した中古レコ。A面にてちょいとノイズが大きめになる箇所もあるが、「音飛び」とかは無し。なお、これって全く同一音源をCDでも持っているのだが、自分的にはこのLPレコの音質の方が遥かに好きである。
↓レコ。1940年録音のSP盤の復刻LPレコ。「秋葉原/R」にて280円で購入した中古レコだが、盤質には全く問題なし。ただ1940年録音なので、音質は当然恐ろしく古い。
この日の夜飲食は自宅近くの某ファミレス。
勿論これ以外にも注文しましたが、まずは最初に「明太ト-スト」。
これが意外とビ-ルのつまみに合う。
◆9月1日(日)の自宅音楽鑑賞。
↓CD。この日はオリジナル・モノ盤ではなくブライトクランク盤CDを使った。
↓CD。この中からシベリウス第3を。
前日にLPレコでも聴いているが、やはりこの音盤に関してはLPレコの方が音質的に遥かに好きである。
↓CD。このCDで聴くと、超ゴ-ジャス・サウンドによる一大スペクタル巨編!‥‥って感じ。
↓レコ。2ヵ月くらい前に「神保町/D」にて中古レコで買ったもの。2枚組で680円だった。2枚組1枚目のA面にて1ヵ所だけ「音飛び」するんだよな‥‥。それさえ無ければ本当に満足できる中古レコだったのに‥‥。