◆8月21日(水)は地元駅から電車で片道10分ほどの近場に出掛けていたため、自宅音楽鑑賞は「なし」。

出掛けた先で、またこの某居酒屋‥‥。

でも、この界隈って、他に「くつろげるような」手頃な飲食店が意外に無いんですよね。

「さっ‥‥と食べて、さっ‥‥と出る」みたいな飲食店は結構あるんですが‥‥。

 

 

この日に借りたばかりの図書館本を持参していたので、それを読み始めた。

予約していたものだが、数名待ちだったため、この日ようやく入手出来た。

以前書いたかもしれないが、自分としてはこの店だと読書が異様にはかどる。

普通に騒がしい単なる居酒屋にすぎないのに、何故だか不思議。

カウンタ-席なんですけど、きっちり仕切られてBOX席みたいになっているのが影響しているのかもしれません。

あと、たまたまなんでしょうが、椅子やテーブルの高さが読書にはちょうどいい。

 

 

ちなみに帰宅後、先程まで読んでいたこの本を読了。

読書スランプ状態のここ数年では珍しく、一日で一気に読み終えたことになった。

 

 

◆前述の通り、8月21日(水)に図書館で借りた『下村敦史/そして誰かがいなくなる』を、その日のうちに一気に読了した。全部で300ペ-ジちょいの本だが、まずは某居酒屋にて130ペ-ジくらいを読み、更に残りを帰宅後に読み上げた感じ。自分のここ数年間の読書スランプを考えるに、一日で一気に1冊読み終えたなんて事は実に珍しい。

この作者の作品を読むのはたぶん初めてだと思うが、文章自体は読み易い。「お話」も面白いのだが、意外に「展開」は地味に感じられた。最近の日本人ミステリ作家はとにかく展開を「派手に」する傾向があるので(霊媒探偵が出てきたり、透明人間が出てきたり、ゾンビが出てきたり)、これはちょっと意外。まあ、最近では「レイチェル・サヴァナクもの」などという、展開が「ド派手な作品」を読んでるもんだから、一層地味に感じたのかもしれない。

また、自分がかなりスピ-ドを上げて読んだせいもあるが、登場人物が途中から「誰が誰だかごっちゃに」なってしまった(笑)。う~ん‥‥これではいけませんな。ただ、作者側も登場人物の描き分けがあまり上手くないと思うぞ。登場人物の誰もが、みんな似たような感じなんだよね。

それにしても、舞台となるこの館、実に良いな。こんな館に自分も住みたい(笑)。

 

◆8月22日(木)の自宅音楽鑑賞。

 

↓CD。その後の複数種のリマスタ-盤やSACDでも持っているが、この日は1980年代中頃に出た「世界初CD化の時のもの」を使った。ジャケットや帯を見ているだけで懐かしい。

 

 

↓CD

 

 

↓CD

 

 

↓レコ。19日(月)に中古レコで購入したもの。3枚組レコだが、三日かけて3枚全て(=6面)を聴き終えた。「音飛び」や目立った「ぷちぷちノイズ」は無かった。

 

 

◆8月23日(金)の自宅音楽鑑賞。

 

↓CD。

前日に聴いたばかりのもの。

 

 

そしてこの日は音楽鑑賞後に都内にお出掛け。

相変わらずの猛暑の中、ぶらぶらお散歩。

哀しい事ではあるが、すっかり寂れてしまった商店街。

 

 

そして秋葉原の某中古レコ屋で買い物。

 

↓中古レコ。280円。

 

 

↓中古レコ。280円。

 

 

↓中古レコ。280円。

 

 

↓中古レコ。280円。

 

 

その後は猛暑の中を再びぶらぶら散歩。

「重くてかさばる」中古LPレコを抱えてのぶらぶら散歩はキツいものがある。

しかもこの日は蒸し暑かった。

 

 

夜飲食は「バーミヤン」にて「冷やし中華」+中ジョッキ2杯。

 

 

◆以前の記事で神保町について書きましたが、頻繁に神保町「通い」をしていた1990年代を思い出し、なんかあの記事を書いてて懐かしくなってしまいました。更に言えば、当時の自分はまだ年齢的にも若かったんだよな(笑)。元々はですね、自分は「三省堂」とか「東京堂」といった新刊書店目当てで神保町に足を運んでいたわけです。ところが1990年代前半に、当時は絶版になってしまっていた『ヘ-ゲル全集』(岩波書店)の中の数冊がちょいと必要になったため、それを探すために神保町の古書店巡りが始まったわけです。この『ヘ-ゲル全集』(岩波書店)って、自分が必要とする前までは普通に出ていたのに、自分が必要となった1990年代前半には絶版となっていた。で、結論から先に言うと、必要な数冊は古書店巡りをしても結局1つも入手出来ず(注・全集まとめての高額な一括売り‥‥は見つかりましたが)。そして「もう必要なくなった」1990年代終わり頃に、この『ヘ-ゲル全集』が突如として岩波から復刊された‥‥というオチまで付いたわけですが(笑)。また、更に言うと、地元の中央図書館には全集の全てが揃っていたんですね。ところが自分が必要としていたその時期には、地元の中央図書館が移転改装工事で2~3年くらい閉鎖されていたため、これを借りることが出来なかったのです。ただ、この『ヘ-ゲル全集』(岩波書店)がきっかけで1990年代前半に神保町の古書店通いをしていた事により、古書とか古書店の魅力というものを知ることが出来たのだから、これはこれで意義や収穫があったとは思っていますが。この時の神保町の古書店巡りが無かったら、自分は神保町という街の魅力を知ることはなかっただろうし、紀田順一郎氏の一連の「神保町シリ-ズ」の面白さも理解出来なかったと思います。はい。

ついでに書いておくと、1990年代の終わり頃に、今度は国語学者の時枝誠記の絶版本が数冊必要になり、これまた神保町の古書店巡り。この時は見つかりはしたんですが、中古価格が高いっ!というわけで購入は断念。すると、その10年後くらいに岩波文庫から文庫化されましたね。「あの時、馬鹿高い中古価格で買わなくて良かった!」と思ったもんです。

さて、「大人の宝探し」たる古書店巡りでも中古レコ屋巡りでも共通している事なんですが、外食が付加的な楽しみなんですな。「遠足でのお弁当タイム」みたいなもんです(←ドイツ文学者の故・池内紀氏の名言!)。以前のブログで神保町の飲食店についてあれこれ書いたのは、これに関連しているわけです。ただ、こういう古書店巡りや中古レコ屋巡りでの外食で大事なことは「お値段お安めの飲食店を使う」ということ。これが鉄則です。飲食なんざに高いお金をかけるくらいならば、そのお金を古書なり中古レコに回した方がいいわけなんですよ。特に現在の自分は、昔とは違って無職無収入の身。飲食店に高いお金を払うくらいなら、そのぶんで1枚でも多くの中古レコを買った方がいい。よって、鰻屋さんとかは絶対に駄目です(笑)。そもそも真の古本マニアや真の中古レコ・マニアであれば、お金を浮かせるために、外食なんざせずに中古屋巡りをするもんです。最近の自分はお茶の水&神保町で中古レコ屋巡りをした後、そこから電車で2駅の某所(注・自分は歩いて移動している)にある居酒屋「鳥貴族」で飲食をする形が多い。そしてそこで2000円ちょいのお金を使っている。だから店を出た後に、常々「う~む‥‥この居酒屋で2000円使うのであれば、そのお金で500円の中古レコが4枚は買えたな‥‥」と後悔することが多いわけですね。「ならば、そもそも外食なんざせずに、そのお金をひたすら中古レコに注ぎ込めばいいではないかっ!」と突っ込まれそうですが、しかし「飲食抜き」というのはキツいですし、せっかく都内に出向くわけですから、その時くらいは「ささやかな贅沢」って事で。ただ、いずれにしても安く抑えたいことは間違いない。

というわけで、神保町&お茶の水界隈で「値段が安く、劇的な美味でなくていいから、それなりの味の飲食店」が必要となるわけで、手頃な行きつけ飲食店を探している次第。ちなみにお茶の水&神保町とセットで隣町の秋葉原の某中古レコ屋にも立ち寄ったりする関係で、更に徒歩圏内である隣町の御徒町や、その更に隣町の上野辺りまで「遠征」して、飲食店探しの範囲は広がっております。御徒町や上野の裏通りには、なんか独特な雰囲気のある面白そうな非チェ-ン系(=個人経営)の飲食店をよく見かけますけど、その手の店にはこれまで入った事がありません。位置的にその反対側の岩本町や神田界隈でもいいんですが、これまでの経験から言うと神田や岩本町界隈の飲食店はかなり「混む」んですね。岩本町にしても神田にしても1980年代の頃から愛着ある街なんですけど、そうした理由から今ではちょいと避けている次第。

なお、飲食店選びでは難点が1つ。中古レコってサイズが大きいもんだから、買って持ち歩くと「かさばる」んですね。中古CDや古書だとバッグに入れてしまえば簡単に持ち歩けるんですが、中古LPレコではそうはいかない。「かさばる」サイズの中古LPレコを抱えて窮屈な飲食店にはちょっと入りづらい。前述のように「少しでもお金は中古レコに回したい⇒お値段お安めの飲食店に入りたい」という事で、当初使っていたのは某所にある「日高屋」のカウンタ-席だったんですが、その某所の「日高屋」って、中古レコ屋巡りを終えた時間帯に入ろうとすると、ちょうど夕食時というタイミングなもんですから、かなり混んでることが多いんです。そうした混んでる店に「かさばる」LPレコを抱えて入るのはどうも‥‥という気がします。お茶の水&神保町、更には御徒町や上野界隈で、穴場的な手頃な飲食店はないもんですかね。自分的にはTVドラマ『孤独のグルメ』で井之頭五郎さんが入るような飲食店がいいんですけど(笑)。