◆あの『夕木春央/方舟』が文庫化されましたね。あちこちの本屋さんで盛大に平積みされています。

 

◆自分が絶賛しているM・エドワ-ズの「レイチェル・サヴァナク」シリ-ズ。その第2弾『モルグ館の客人』(早川文庫)を図書館から借りて現在読んでいる。

 

 

この文庫版は全部で530ペ-ジほどだが、現在430ペ-ジくらい読み上げたので、あと少し‥‥といったところ。特に印象に残るのは登場人物達のキャラの描き方が巧い点。主人公のレイチェル・サヴァナク姉さんが何といっても魅力的だが(ミステリ史上、彼女は最強の女性キャラだろう)、それに仕えるトル-マン夫婦、そしてメイドのマ-サ‥‥も魅力的。第1作目の『処刑台広場の女』では運転手のクリフォ-ド・トル-マンばかりがやたらと目立っていたが、今回は他の脇役達の活躍もかなり目立っている。特に今回は(確かクリフォ-ドの妹の)マ-サ・トル-マンだな。また、第1作目での主人公だった新聞記者のジェイゴブ・フリントは相変わらずドジが多く、負傷して危なく濡れ衣を着せられそうになるところをサヴァナク姉さん達に救われるという展開は、第1作目と同じ。更に今回はレオノ-ラ・ド-ベルという謎の女性も出てくる。犯罪学者の女性なのだが、何やら「あの」レイチェル・サヴァナク姉さんに対抗しているようだぞ。それにしてもこのシリ-ズ、アイディアといい展開の速さといいスケ-ルの大きさといい構成といいキャラの描き方といい、本当に力作である。作者の筆力は凄い。そして翻訳者の翻訳も巧い。最近のミステリが、ボクシングに喩えると「ちまちました」軽いパンチばかりを「ぽこぽこ」打っているのに対し、このシリ-ズはヘビ-級ボクサーが「ずどん!どすん!」と打ってくるような感じ。現代海外ミステリではM・W・クレイヴンと並んでトップだろうな。ちなみにこの両者に共通しているのは、繰り返しになるが、レギュラ-・メンバ-のキャラが実に魅力的だという事。あくまで自分の「個人的な」印象で申し訳ないのだが、同じくヒット作を連発しているアンソニ-・ホロヴィッツの作品には、その魅力が欠けている気がする。

 

◆8月18日(日)の自宅音楽鑑賞。

この日はCDやSACDは使わず、LPレコのみ。

今月11日(日)にお茶の水の某中古レコ屋にて2枚組1,800円で入手したもの。

長きに渡って「ず~っと」探していたものだったので、見つけた時は実に嬉しかった。

「音飛び」は皆無だったし、「ぷちぷちノイズ」も最小限で鑑賞に支障なし。

 

 

そしてこの日は地元の「サイゼリア」にて夜飲食。

 

◆8月19日(月)は都内に出向き、お茶の水⇒神保町⇒秋葉原と中古レコ屋巡り。

この日はお茶の水&神保町では中古CDをメインに購入したが、秋葉原では中古LPレコの収穫あり。

秋葉原の某店では最近クラシック中古LPレコのスペ-スが縮小されていたのだが、この日に行ってみたら別の一画に「復活」していたし、更にクラシック中古LPレコの在庫も大幅に増えていた。

う~む‥‥これは掘り出し物の予感。

で、実際「買いたいもの」は数種見つかった。

しかしLPレコを買うと荷物的に「重い」し「かさばる」ため、この日の購入は2種に絞る。

まずはメンゲルベルクのキングMZ盤を280円で。

メンゲルベルクのキングMZ盤レコ、もしくはMX盤レコは、大昔の録音なので音質はとてつもなく酷いのだが、自分的にはかなりの蒐集対象のもの。

このベ-ト-ベン第3のMZ盤なんて、これまで中古レコ屋で見掛けた事すらなかった。

 

 

更にこちらは3枚組780円で。

『プッチ-ニ/トゥ-ランドット』はCDやSACDやDVDでは複数種所有しているのだが、LPレコでは未所有だったので、これがLPレコで入手出来たのは嬉しい。

取り敢えずDECCA音源だし。

 

 

前述の通り、他にもこの店には「気になるLPレコ」が数種あったのだが、それらは後日改めて‥‥にしよう。

ただ、冒頭で書いた「11日(日)に自分が1,800円で購入した中古レコ」が、なんと同レベルの美品状態で780円で売られていたのがショック。

秋葉原の某店にてこの日に見つけたものは「帯なし」ではあったが、しかしこの780円で売られていた中古LPレコは、コンディション的には相当に良かったと思う。

ずっと探していたものをようやく見つけて入手⇒他の店でもっと安値であっさり見つかる‥‥‥といった「中古レコ蒐集あるある」ですな。

で、その後は某所の「鳥貴族」にて夜飲食。

 

 

持参していた図書館本『M・エドワ-ズ/モルグ館の客人』を434ペ-ジまで読み進めた。

残り100ペ-ジくらいになった。

 

 

これらをつまみに「メガ金麦」を3杯。

 

まだ小腹が空いていたので、更に同じ某所の「日高屋」にて更なる夜飲食。

飲酒後だからか、とにかくラ-メンが食べたかった。