◆1つ前の記事で取り上げた『入間人間/たったひとつの、ねがい』(角川メディアワ-クス)を、19日(水)の「サイゼリヤ」+20日(木)の自宅にて読了した。読書スランプ中の自分ではあるが、それでもたった二日間で読了出来たのは、文章の読み易さと「あっと驚くラスト!」との評判に惹かれて頑張って読んだからだと思う。さてさて、この作品の評価は非常に難しい。これだけ評価が難しい作品は、自分には初めてかもしれない。確かに終盤で「真相」が明らかになった時は驚いた。序盤から何となく違和感はあったのだが、「なるほど、全てがこうつながるのか‥‥」と驚くと同時に感心した。このアイディアは見事である。しかし‥‥う~ん‥‥確かにアイディアは見事なのだが、では、これが今年読んだ本の中でベストテンに入るか?‥‥と言われると、そうはならないと思う。例えば(ラストまで読むと判明する)この作品の背景にある「グロさ」が自分にはちょっと苦手だ。この「グロさ」あっての「驚くべき真相」なので、その「グロさ」は実は不可欠なのだが、しかししかし‥‥う~ん‥‥どう評価したらいいんだろ?このタイプの「グロさ」は荒唐無稽であり、自分的にはちょっと苦手でもあるかな。実は同じタイプの「グロさ」が江戸川乱歩の某作品にもあり、そちらは「小学生時代に」読んだにもかかわらず「どうってことなかった」のだが、なんかこちらはかなりの苦手意識を持った。

 

 

それにしても、確かこの作品を紹介してくれたブロ友さんも触れていたような記憶がありますが、この表紙の絵、及び表紙をめくったところにある口絵には、まんまと騙されましたな(笑)。これらのイラストは意図的な騙しなのか?

 

◆6月20日(木)の自宅音楽鑑賞。

 

↓CD

 

 

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↓CD。ちなみにこれはSACDでも所有しており、添付画像の上に写っているのがそのSACD。そして下に写っているのが今回使った初出の通常CD。