◆数日前に図書館から借りていた『ビュッシ/恐るべき太陽』(集英社文庫)を読了。終盤200ペ-ジくらいは、ほぼ一気読みだった。叙述トリックとしての有名作らしい。おっと、叙述トリック‥‥とネタバレしておりますが、しかしこの本のカバ-裏の紹介文にも「叙述トリック」と明記されてしまっているので、自分がここでバラしてしまっても構わないと思う。

 

 

ブロ友さん数名が既にこの作品を読了し、皆さん、御自身のブログでも取り上げていたもの。で、自分も何かしら感想なりコメントを書きたいところなんですが、この作品に関しては、ちょっと今一度きちんと頭の中で整理してから‥‥と思っていますので、それは後日改めて。ただ、少しだけ書いておくと、まずこの作品、かなりの「力作」ではある。「お話」も充分に面白かった。ただ、このミステリの「売り」はどうやら叙述トリックにあるようなのですが、う~ん‥‥ここで使われている叙述トリックそのものは、ちょいと評価が難しいと思う。もし叙述トリックに「直球勝負」「変化球勝負」という2種があるとしたら、これは「変化球勝負」の方かな‥‥って気がする(尤も「叙述トリック」などというもの自体、ミステリの世界ではそもそも「変化球」なんですけどね)。少なくとも自分がイメ-ジしているような叙述トリックとは、なんか根本的に違ったもののような気がする。そしてこの作品では、叙述トリックよりも、むしろ別の面で感心する点が自分としては多かった。いずれにしましても、一度きちんと頭の中で整理してから、改めて感想を書きます。

 

◆6月4日(火)は、前日3日(月)に続いて、自宅から一歩も出ずに音楽鑑賞。

 

↓CD。この中から第14番を。

 

 

↓CD。1990年代前半にDGから発売された「VPO~150周年記念シリ-ズ」の中の1つ。

 

 

↓SACD。1970年代後半に録音されたもののSACD化。

この中から第5番を。

 

 

↓CD。2枚を「通し」で。