◆最近読んでいる『首藤瓜於/大幽霊烏賊』(講談社)だが、今日はほぼ終日自宅に居たにもかかわらず、全く読んでいない。そもそもこのように「ここ数日読んでる作品なのに、『今日は読んでいない』などという事態になっている」事が、ある意味「あまり面白くない」証拠か?例えば先に読んだ『変な家/2』なんかは、ここ3~4年間の読書スランプ中の自分ですら二日間で一気読みだった。『大幽霊烏賊』は、まだ最後まで読み終えていないので最終的な感想は書けないのだが、「設定」とかは決して悪くないと思うのですよ。ただ、映画やTVドラマでいうところの「演出」がどうもいかん‥‥という気がする。せっかく悪くない「設定」なのに、「演出」が良くないため、「読んでて止められないっ!」という状況にならない。そういう点からすると、『変な家/2』があれだけ「読み出したら止められないっ!」となったのは、「演出」が巧かったからだと思う。いや、マジで『変な家/2』は所謂「演出」が巧かったですよ。連続TVドラマでいえば「早く次回が観たい~っ!」となるような「引っ張り方」をしているんだな。この「引っ張り方」というのが演出の巧さ。作者の雨穴さんは、そういうところまできちんと計算していると思う。

 

◆数日前に久々新作が放送されたNHKのTVドラマ『岸辺露伴は動かない』なんですけどね、あれって「飯豊まりえ」演じる「泉くん」が実にいいんだな~。彼女が出演していなかったとしたら、あのTVドラマの魅力は確実に半減する。ただ、その最新の第9話は、これまでに比べると泉くんの魅力があまり描かれていなかった気もするけど。それにしても露伴先生、あまりに勿体ない話で、ああいう女性が毎回「露伴せんせ~!」と詰め寄ってきているのに、それを邪険にするとは何事ですかい!‥‥と言いたくなる(笑)。もっと優しく接してあげなさい!尤も、あの邪険にするところが岸辺露伴というキャラの魅力なんでしょうが。

 

◆なんか最近では、こちらが観たいドラマや映画も「配信」ばかり。例えばここ2ヶ月くらいでは、配信オリジナルの『十角館の殺人』や映画『ゲゲゲの謎』といった傑作が配信されていた。しかしこうした配信に全く関わっていない自分は、それらを観たくても全然観られない。ひと昔前までは、こうしたものって普通にTVで放送してくれていたんだけどな‥‥。まあ、業者にしてみたらネット配信を申し込ませたいんだろうけど、昔はそんなことしなくても、前述の通り普通にTV放送で観られたもんなんですけどね。で、通常放送されているTV番組に関しては、最近はドラマもバラエティも、正直自分には観る気が起きません。こういう言い方はあまりしたくないんだけど、はっきし言ってレベルが低い。思うに、TV番組って、ここ5年間くらいで特に酷くなってしまった気がする。なんか作りが安易というか、やっつけ仕事的な番組ばかり。「この俳優やタレントを出しておけば、取り敢えず視聴率は上がるだろう」みたいな?もうちょっと内容的に「練りに練り上げた力作!」みたいな番組を作れないんかな?やはり自分としては、そういう番組が観たい。例えば『相棒』の再放送を観ていると、あれなんかですら10年くらい前の方が出来は良かった気がするんだな。観ていて「凄いっ!」と驚くような力作が、『相棒』の過去作品には結構ある。それらに比べると、ここ3~4年で放送された『相棒』は、なんか観ていて「軽い」感じがする。取り敢えずは面白いんだけど、少なくとも「凄いっ!」とは思えなくなってしまった。

 

◆5月16日(木)の自宅音楽鑑賞。

 

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