◆先程ネットで創元推理文庫の近刊予定とやらを眺めていた。付き合いの長いブロ友さん達なら御存知でしょうが、数年前から自分が「早いとこ復刊してくれ~っ!」とず~っとず~っと叫び続けている『カ-/魔女の隠れ家』が、いいかげんそろそろ復刊されるのでは?‥‥と期待してである。

しかし皆様、自分が以前から叫び続けている『カ-/魔女の隠れ家』の復刊は、どうやらまだまだ先のようですぞ。なぜなら、どうやら6月終わり頃に『カ-/悪魔のひじの家』が創元推理文庫から出るようなのです。創元推理文庫によるカ-の文庫化、もしくは新訳復刊は、大体「一年に1冊」くらいのペ-ス。となれば、6月終わりに『悪魔のひじの家』が出る以上、『魔女の隠れ家』の新訳復刊は少なくとも来年以降になるんではないですかね?またまだ先かよ‥‥。

それにしても‥‥『悪魔のひじの家』ですか‥‥。これって文庫化されるのは初めてだと思うけど、う~ん‥‥優先して文庫化するほどの作品かな~?自分は確か1990年代後半にどこかの出版社からか出たハ-ドカバ-版で購入したんだけど、全く、全然、印象に残っていない。その程度の作品である。少なくともカ-の作品群の中では、自分としては「あっても無くてもいいような」部類のものである。

ちなみに1990年代って、世間ではちょっとしたカ-・ブ-ムだったんですよ。1990年代前半にはそれまで絶版になっていた文庫や早川ポケミスがあれこれ復刊され、更に1990年代後半にはそれまで未訳だった幾つかの作品が翻訳されて出版された‥‥‥という時期なんですよね。この時期に自分なんかはカ-の未所有だったもの&未訳だったものをあれこれ買い集め、無事にカ-・コンプリ-ト!‥‥となった次第。早川ポケミスの入手困難本だった『ロンドン橋が落ちる』『九つの答』『震えない男』なんかが復刊されて入手出来た時は嬉しかったな~。

それにしても、あまり指摘されませんが、現在のカ-作品出版状況はちょっと酷いと思う。例えば(自分はさほど好きではないのですが)カ-の代表作の1つとされる『ビロ-ドの悪魔』。かつては早川ポケミス、更には早川文庫から「普通に」出ていたものなんですが、これなんか今ではかなり長きに渡ってず~っと絶版なんですよね。カ-の代表作の1つとされる『ビロ-ドの悪魔』が長きに渡って読めないなんて、これはちょっと異常事態ですぞ。ちなみに、かつてはかなりのカ-作品を文庫で出していた早川ですけど、最近では開き直っているのか、ここ10年以上は『火刑法廷』と『三つの棺』の2つしか出ていない。あとは全て絶版。せめて『青ひげの花嫁』『喉切り隊長』『騎士の盃』あたりは復刊してもいいと思うんだがな。或いは創元推理文庫で言えば、前述『魔女の隠れ家』もそうだけど、他にも有名どころでは『赤後家の殺人』と『アラビアンナイトの殺人』と『死時計』と『孔雀の羽根』なんかが絶版のまま。『悪魔のひじの家』なんかを文庫化している暇があったら、とにかくこれらを早々に復刊して欲しいところだ。特に『孔雀の羽根』だな。

ていうかさ、創元推理文庫は何よりカ-の一連の短編集を復刊して欲しい。かつて創元推理文庫からはカ-の短編集が6冊出ていたのに、ここ20年くらいはその大半が絶版状態。中でも特に『カ-短編集第4巻/幽霊射手』は、もう緊急復刊出版して欲しいところだ。何故ならば、この第4巻にはただでさえ優れもの短編がずらりと収録されている上、自分的「カ-の裏ベストワン短編」たる『B13号船室』までもが収録されているから(表ベストワンは言うまでもなく『妖魔の森の家』)。この『カ-短編集第4巻/幽霊射手』なんて翻訳には全く問題が無い。読みづらくもない。短編という事もあり、中学生でもすらすら読めるような読み易い翻訳だ。だから新訳にする必要なんて無い。全然無い。全く無いっ。ただ単にそのまま復刊再発してくれればいいだけの話。

以前から言い続けているのだが、新訳にするとそのぶん手間と時間と費用がかかるので、「翻訳に特に大きな問題が無ければ、何も新訳にする必要は無く、そのまま復刊してくれればいい」と思うんですよ。早川文庫のクリスティ-なんかもそうだけど、旧訳で何ら問題ないものを、何故わざわざ手間と時間と費用をかけて新訳にするんだろ?まさかとは思うが、それって翻訳家に仕事を与えるためなのか?或いは「新訳」と称して出すことで値上げを正当化するためか?翻訳家に仕事を与えるために「絶版になっている幾つかの作品を我々が読めないまま」というのであれば、それって全くの本末転倒だと思うぞ。出版社は読者と翻訳家のどちらが大切なんだよ?

くどいようだが、自分として今回一番言いたいのは、「翻訳に何ら問題が無いものを、何故そのまま復刊せずに、わざわざ手間と時間と費用のかかる新訳にするのか?特に大きな問題が無ければ、とにかくそのまま復刊してくれればいいではないか!」という事なのである。納得のいく回答を出版社側には要請したいところだ。

ついでにもう1つ言っておく。

こういう事を叫んでいると、たぶん出版社側は「ド素人のあなたにはわからないでしょうが、旧訳にはあれこれ問題点もあったのです。だからそれを改善して新訳で出す。それにどんな問題があるのですか?」と反論してきそうだ。

ならば、今のうちに自分も反論しておこう。「ほほお‥‥という事は、おたくらはそんなにも問題ある翻訳をこれまで我々に提供し、それを我々にお金を出させて買わせてきたという事なんですね」と。

「改善」とか「進化」という言葉は安易に使わない方がいいですよ。なぜなら「それ以前は酷かったのだ」という事を自ずから認めているようなものなんだから。

そういえば創元推理文庫ではアイリッシュの短編集も長きに渡って絶版になっているな。これはいつ復刊されるんだ?ちなみに旧訳で何ら問題なかったぞ。小学4年生当時の自分でも読みこなせたくらいなんだから。

 

◆4月25日(木)はお出掛け。

地元駅から電車で片道10分の某繁華街に出向いて、かなりの出費の買い物。

そして当初はその某繁華街の「日高屋」(これまで何度か入ったことあり)に入ろうと思っていたんですが、そこは結構混んでたので断念しました。

地元に戻って来てから「サイゼリヤ」での夜飲食。

 

↓まずは「野菜ときのこのピザ」。自分としては「サイゼリヤ」メニュ-で一番好きなもの。「ご自由にお使いください」と店に備え付けの「オリ-ブオイル」をちょろりとつけて食べるのがベタ-。尤も、この日の自分はタバスコをかけましたけど。

 

 

↓追加して「辛味チキン」。

これって美味しいとは思うんですが、手がベタベタになって食べづらいんですよね。

自分の食べ方が下手なだけなのかな?

 

 

これらをつまみに中ジョッキ2杯+「デカンタ白ワイン」1つ。

お会計は1,700円。

 

◆4月26日(金)は自宅で音楽鑑賞。

 

↓CD。

これは現在所有しているCDですが、このアルバムを初めて買ったのは1977年(=中学2年)の6月。そしてその時は新品LPレコでの購入でした。

超有名な名盤ですから説明の必要は無いでしょう。

実に久々聴いたわけですが、もう最初から終わりまで懐かしさと感動でいっぱいでした。

 

 

↓CD

 

 

↓CD

 

 

↓LPレコ。

驚いた!

1970年代後半に録音されたもの。そして自分は1990年代後半に中古で買った単なる国内盤LPレコなのだが、間違いなく後にCD化されたものよりも音は良い!