◆文庫版は創元推理文庫から出た。初めて読んだ時は「まあまあかな‥‥」くらいに思っていたのだが、なんか最近になって「じわじわと」この作品の凄さが頭に浮かんでくるようになった。

 

 

帯の宣伝文句を見れば世間でかなり高評価である事はおわかりいただけるかと思う。実際「ミステリ」だけに限定せず「小説として」見ればかなりの高水準作品。ただ、ちょっと読者を選ぶ気がする。こういうタイプのミステリが好きな人からは大絶賛されるだろうが、そうでない人にとっては「どこがいいのかさっぱりわからん‥‥」となってしまうような気もする。ただただ単純に「ミステリとして」評価すれば、自分も最初はイマイチな印象を受けた。しかし前述のように「小説としては」かなりの傑作だと思うし、面白いとも思う。ミステリ的な面では、読んでて何となく「チェスタトンのミステリ」を思い浮かべてしまった。結論として、これって自分としては「小説として」かなりの傑作だと思っている。ハマる人なら絶対にハマる。

 

◆2月7日(水)はお出掛けして、お茶の水&神保町の中古レコ屋巡り。1990年代なんかに比べると中古レコ屋が激減してしまったのが残念だが、しかし大人の「遠足&宝探し」みたいで実に楽しい。

 

 

買いたい中古LPレコは数点見つかったのだが、本来の目的とはかけ離れて「中古CDを」数点買っただけ。

一応言い訳しておくと、買い物して帰る頃って、ちょうど帰宅ラッシュの時間帯なんですよ。

かさばる中古LPレコを抱えて満員電車に乗るのはかなり抵抗があるんですよね。

で、夜飲食は相変わらず都内某所の「鳥貴族」(笑)。

いや‥‥出掛ける時には「今日は絶対に『鳥貴族』に入ってはいかんっ!」と思ってはいるのです。

ところが中古LPレコ屋巡りで足が疲れるじゃないですか。

特に最近では自分も結構高齢になってきておりますのでね。

そうすると「きちんと椅子に座ってのんびり出来る飲食店に入りたい」という心境になるわけですな。

そこでこの日もまた「するするするする‥‥」と吸い込まれるように「鳥貴族」に入ってしまうわけです。

「鳥貴族」が目当て‥‥‥というよりも、「きちんと椅子に座ってのんびり出来る飲食店に入りたい」という心境から「鳥貴族」に入ってしまうという感じ。

この日は「砂ずり(=砂肝)」+「きも(=レバ-)」+「メガ金麦」2杯。

 

 

 

そのあと更に「日高屋」でも飲食。

「豚骨ラ-メン」+中ジョッキ1杯。

「日高屋」はお値段が安いので、今の自分には実に助かる!

ちなみに「日高屋」で「豚骨ラ-メン」を食べたのは初めて。

ちょっと甘めで優しい味‥‥って感じでした。

ちなみにここの麺類では「味噌ラ-メン」が一番好きなんですけどね。

なんか子供の頃に街中華の店で食べた味噌ラ-メンみたいな懐かしい味。

 

 

◆2月8日(木)は自宅引き籠もりで音楽鑑賞。

↓まずはLPレコ。数日前に御茶ノ水の中古レコ屋で購入したもの。大昔のホッタ-が録音した『シュ-ベルト/冬の旅』。これまで「LPレコで」聴いてきた『シュ-ベルト/冬の旅』といえば、1970年頃に録音されたプライ盤か、大昔のヒュッシュのSP復刻盤だった。ヒュッシュ盤は歌唱そのものは良かったが、何しろ1930年代に録音されたSPの復刻盤。いかんせん音質的に恐ろしく古い。プライ盤は音質は良いが、何となく薄味という印象であり、濃厚なヒュッシュ盤の後に聴くとなんか物足りなさを感じる。さて、このホッタ-盤はやはり音質は古いのだが、古代の化石のようなヒュッシュ盤よりかは新しい録音なので聴きやすい。そしてプライ盤よりかは味が濃い印象。

 

 

↓引き続きCD。

あのネトレプコがソプラノを歌っているのが「売り」みたいな『ペルゴレ-ジ/スタ-バト・マ-テル』のCDなんでしょうが、正直なところネトレプコの声とか歌い方はドラマティック過ぎて、『ペルゴレ-ジ/スタ-バト・マ-テル』のソプラノとしては凄く違和感があった。

 

 

↓更に引き続きCD。

かつて一世を風靡したチョン・キョンファの若き日の録音。これってかつては自分の愛聴盤だったものだが、しかし最近はCD等でヒラリ-・ハ-ンの超絶技巧と凄まじい楽器の「鳴り」を頻繁に聴いているためか、なんかキョンファの音が物足りなくなってしまった。

 

 

↓更に更に引き続きCD。相変わらずのマケラ&オスロ・フィルによるシベリウス第3。もう最近では自宅音楽鑑賞のたびに聴いている超名演!変な比較だが、『レスピ-ギ/ロ-マの松』の最終楽章たる『アッピア街道の松』が好きな人なら、このマケラによるシベリウス第3の最終楽章(第3楽章)も好きになれると思う。終盤の盛り上がり方が似ているもんで‥‥。

 

 

◆石原さとみさんのCMですっかり食べたくなってしまった「すき家」の「ほろほろチキンカレ-」だが、依然として食べていない。2月5日(月)に首都圏では雪。自宅引き籠もりを余儀なくされたので、「出前館」でこれを発注してみようかと思った。ところが雪の影響か、この日の「出前館」では多くの店が注文リストから外れている。「すき家」ですらリストに無かった。というわけで発注出来ず。せっかく食べるチャンスだと思ったんだがな‥‥。次に前述2月7日(水)のお出かけ時に「今日は『すき家』の『ほろほろチキンカレ-』を!」と思ったのですが、自宅を出てからハンカチを忘れてきたことに気がついた。付き合いの長いブロ友さん達は御存知と思いますが、自分は「辛いもの」は好きなのですが、食べると「滝のように汗だくになる」んですね。となると、ハンカチを忘れてきた今日はちょっと避けたい。というわけで、この日も無理。う~む‥‥いつになったら食べられるのだ?

 

 

◆ちょっとオ-ディオ関係の話。マニアの方々で、もし何かアドバイスがありましたら御教示いただきたいのですが、それはスピ-カ-のセッティングについて。自分が使っているのは1990年に発売された国産の某トールボ-イ型のスピ-カ-。ちなみにツイ-タ-はホ-ン仕様。2本のスピ-カ-の間隔は2メ-トル程度にしています(もっと広げたいのですが、部屋のスペ-ス上、これが限界)。で、最初のうちは完全な「正面置き」にしていたわけです。しかしオ-ディオの本なんかを見ると、よく「内振りにした方が奥行き感や立体感が出る」なんて書いてあるものですから、内振りに変えてみたわけです。すると何となく奥行き感は出た気がするし、音像も以前に比べて何となく「濃厚」になった気はしました。ところがしばらく聴いていると、今度は「音場が狭くなった」「狭い音場の中に音がひしめき合っているため、なんかごちゃごちゃして窮屈な感じ」がするのです。そこで再び正面置きにしたところ、音場も何となく広くなり、見通しもついて実にすっきりした感じになった。しかし今度は音像がかなり薄くなった感じになってしまい、以前のような「音色の太さや濃さ」が無くなってしまった。音像の輪郭もはっきりせず、なんかピンぼけに近い写真を見ているような感じ。そこで再び内振りにすると‥‥‥‥と、もう最近はこの繰り返しなんですよ。果たして正面置きが良いのか?それとも内振りが良いのか?勿論「それはそのスピ-カ-によって違う。ケ-ス・バイ・ケ-スだよ」と言われそうですが、参考までに皆さんなんかはどうしてますか?